仏アンプリチュード・スタジオの代表であるロマン・ド・ワベールがストラテジー・ゲーム『ヒューマンカインド』の続編について、現時点では未定となっているものの『ヒューマンカインド2』は将来的には「必ず登場することになる」と述べている。
ロマン・ド・ワベールは『PCゲームズN』の取材に応じて、『ヒューマンカインド』の今後を語っている。同作は文明をテーマにした4Xストラテジー・ゲームとなっており、現在6つの時代が配信されている。4Xゲームとは、探検 “explore”、拡張 “expand”、開発 “exploit”、殲滅 “exterminate”の要素を持つストラテジー・ゲームのサブジャンルの1つとなっている。
続編の可能性を訊かれたロマン・ド・ワベールは『ヒューマンカインド2』は「必ず登場することになる」と述べ、同作が「戻ってくるのに相応しい時期」は先端技術やウィンドウズ11のような新たなプラットフォームの状況次第だろう答えている。一方で、技術やヴィジュアルの向上は最重要事項ではないとしており、新作の開発に着手するなら「(開発に着手する前に)どのような技術を使うか決めておく必要がある」と強調している。
また、同ジャンルのゲームである『シヴィライゼーション』シリーズを手掛けたシド・マイヤーが採用した「前作の特徴を3分の1引き継ぎ、前作の3分の1を改良し、全く新しい要素を3分の1取り入れる」という続編制作のアプローチに関する意見もインタヴューで問われている。
ロマン・ド・ワベールはこのアプローチ方法は「理にかなっている」と述べているが、「結局、プレイヤーの望むものがより優れたゲームの形となります」と指摘している。
『ヒューマンカインド』続編の登場はまだ先になると見られている。その他、本作初の拡張パック「トゥギャザー・ウィー・ルール」が今秋に配信予定となっており、「人類会議」、潜入活動、外交対象となる文化圏など多数の新機能が導入される。
販売元のセガは拡張パックについて次のように述べている。「新たな視点で世界を捉え、外交とスパイ活動という新機能を駆使して、これまでとは異なる手段で紛争に対処していくことになります」
「積極的な潜入などのスパイ活動を通じて情報を集め、大使館を建設して国際関係を深めましょう。そして、人類会議において帝国間のグローバルな関係を主導しましょう」
その他のニュースとして、『サイバーパンク2077』を手掛けるCDプロジェクト・レッドは、2023年に配信予定の拡張パック「仮初めの自由」が『サイバーパンク2077』の最初で最後の拡張パックになると公表している。
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