エレクトロニック・アーツ音楽部門のトップであるスティーヴ・シュナーは『FIFA』シリーズの収録曲の中でも特にカサビアンの2004年のヒット曲“Club Foot”がお気に入りだと語っている。
スティーヴ・シュナーは『NME』のインタヴューで『FIFA 13』に収録されているカサビアンの楽曲“Club Foot”を高く評価している。
「あのバンドのメンバーは、私が知る限り、地球上で一番サッカーに夢中になっている人たちです」と述べている。「『FIFA』というゲームは、彼らにとって個人的にとても重要なものです。彼らにとって『FIFA』に何回(自分たちの曲が)使われたかが1つの成功の尺度になっている感じで、とても嬉しいです」
カサビアンを愛してやまないスティーヴ・シュナーだが、ブラーの“Song 2”について「サッカーといえばやっぱりこの曲」だと評している。
スティーヴ・シュナーは『FIFA』シリーズのサウンドトラックの重要性について語り、ファンが同シリーズで使われている楽曲について語り合っているのを聞くと「とても誇らしくなる」と述べている。「私のロンドン在住の友人から聞いたのですが、彼はよくパブで他の友人たちと一番いいと思うサッカー・ソングは何か語り合っていて、2003年とか2006年あたりのバンドの曲がよく挙げられるそうです」
「『FIFA』の音楽を通じて、ファンは自分にとってサッカーがどれだけ大きな存在であるか実感できるのです。私たちは以前、文化を追いかける(存在だ)と言いましたが、(今は)文化を創出する側におり、あえて言えば、私たちが文化そのものだと言えるかもしれません」
『FIFA』シリーズの最新作である『FIFA 23』は9月30日に発売予定で、スティーヴ・シュナーによると100曲以上の楽曲が収録されるという。『FIFA 23』には、進化したマッチデイ体験、キャリアモードでは実在する監督が選べるようになり、女子クラブサッカーが登場する。しかし、エレクトロニック・アーツと国際サッカー連盟(FIFA)のパートナーシップ解消に伴い、最新作はエレクトロニック・アーツが手がける『FIFA』シリーズ最後のタイトルになる。
スティーヴ・シュナーは既に『FIFA』に次ぐ新たなサッカー・ゲーム・シリーズである『EAスポーツFC』に向けて準備している。「『FIFA 23』の発売日に『EAスポーツFC』に取り掛かります」と述べている。「休みはありませんが、もう(『FIFA 23』の)発売に向けて準備が終わり、一段落ついたところです。でも、(『FIFA 23』が発売したら)『よし!『EAスポーツFC』では今までやったことのないことをやるぞ』という感じで一気に進めます」
サッカー・ゲーム関連のニュースとして、セガは『FIFA 23』の発売後に『フットボールマネージャー 2023』をリリースすると発表している。
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