Photo: Infinity Ward

ソニー・インタラクティブ・エンタテインメントの社長兼CEOであるジム・ライアンがマイクロソフトの『コール オブ デューティ』に関する提案は「多くの点で不十分」だとコメントしている。

この発言に先立って、Xbox部門の責任者であるフィル・スペンサーは、アクティヴィジョン・ブリザード社とソニー・インタラクティブ・エンタテインメントとの現在の契約が終了した後も、3年間は引き続き『コール オブ デューティ』シリーズの新作をプレイステーション向けに提供すると提案したという。

だが、ジム・ライアンはこの提案はプレイステーション・ユーザーへの影響を考慮していないと述べている。

ジム・ライアンは『ゲームズ・インダストリー・ドット・ビズ』の取材に対して、「私的な話し合いだと思っていたのでコメントするつもりはなかったのですが、(Xbox部門の責任者である)フィル・スペンサーが公の場に出したので、事実を明確にする必要があると感じたのです」と語っている。

「マイクロソフトは、アクティヴィジョン・ブリザード社とソニー・インタラクティブ・エンタテインメントの現在の契約が終了した後も3年間は引き続き『コール オブ デューティ』シリーズの新作をプレイステーション向けに提供するという提案をしたに過ぎません。20年近くプレイステーションで『コール オブ デューティ』を提供してきたにもかかわらず、今回の提案は多くの点で不十分であり、ユーザーの皆様への影響も考慮されていません。我々は、プレイステーション・ユーザーの皆様に最高品質の『コール オブ デューティ』を提供し続けたいと考えていますが、マイクロソフトの提案はこの方針を根底から覆すものです」

ジム・ライアンの発言に先立って、フィル・スペンサーは先日、アクティヴィジョン・ブリザード社の買収に伴い、今後発売される『コール オブ デューティ』シリーズの新作を引き続きXboxとプレイステーションで同日に発売する方針を発表していた。

また、ソニー・インタラクティブ・エンタテインメントとアクティヴィジョン・ブリザード社との既存の契約終了後も「少なくとも数年間は、これまでと同様の機能やコンテンツで『コール オブ デューティ』をプレイステーションに提供することを保証する合意書を交わした」とも述べている。さらに、この提案が「ゲーム業界では前例のないもの」だと語っている。

今年1月には、マイクロソフトが『コール オブ デューティ』シリーズの販売元であるアクティヴィジョン・ブリザード社を約687億ドル(約7兆9000億円)で買収することを発表している。

ただし、この買収に関しては英競争・市場庁(CMA)が現在監視を強化しており、買収によって「競合他社に損害を与え、市場競争を阻害する」恐れがあるとの懸念を表明したことが報じられている。

ソニー・インタラクティブ・エンタテインメントとアクティヴィジョン・ブリザード社による『コール オブ デューティ』シリーズに関する現在の契約は、10月にリリース予定の『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2』を含む新作3タイトルが対象となっているとみられる。

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