Photo: Dan Douglas

『デューク・ニューケム3D』のMOD版で、英国の時事問題を風刺した『デューク・スムーケム3D』について、MOD制作者のダン・ダグラスは英情報番組「ディス・モーニング」のデストピア的なゲームコーナー「スピン・トゥー・ウィン」を取り入れ、景品として光熱費を追加している。

現地時間9月5日付けのダン・ダグラスのツイートによると、MOD版に「ディス・モーニング」のゲームコーナー「スピン・トゥー・ウィン」を追加し、1000ポンド(約17万円)もしくは光熱費4ヶ月分を獲得できるチャンスがプレイヤーの中から1名に与えられるという。実際の「スピン・トゥー・ウィン」では、抽選で選ばれた視聴者に番組司会者が電話をかけ、スタジオにある巨大ルーレットで視聴者が獲得できる景品を当てるコーナーとなっている

ダン・ダグラスは「『デューク・ニューケム3D』内のディス・モーニングでスピン・トゥー・ウィンに挑戦して、光熱費を勝ち取ろう」とツイートして、ゲーム動画を公開している。動画には同番組の司会者であるフィリップ・スコフィールドとホリー・ウィロビーがボリス・ジョンソン元首相と一緒に自撮りする姿と、背後でルーレットが回っている様子が映っている。

「ディス・モーニング」の「スピン・トゥー・ウィン」にはソーシャルメディアで厳しい批判が寄せられており、ある視聴者はこのコーナーを「ディストピア的だ」と言い、イギリスの記録的なインフレに対して「空気が読めていない」と批判している。

また、現地時間9月6日にダン・ダグラスはリズ・トラスが英国の新首相に就任したことにも触れ、ツイッターでゲーム内画像を公開している。画像では「保守党のクズ」という落書きのそばに、「相変わらずの保守党員」との文言が一面に記載された英大衆紙『デイリー・ミラー』が落ちている様子が確認できる。

『デューク・スムーケム3D』にはネットで注目を集めた英国内の時事問題ネタがいち早く反映されるため、ツイッター・ユーザーの間で人気を博している。ダン・ダグラスは6月に『NME』の取材に応じて、『デューク・スムーケム3D』の雰囲気は「ソーシャルメディアでめちゃくちゃな投稿を読み過ぎて、おかしくなった現代英国人の結晶」と語っている。

「なぜキア・スターマー(英国の政治家)がゲーム内でアルパカを殺しているのかと訊かれましたが、『デューク・スムーケム3D』を遊び尽くすなら、1日20時間をツイッターに費やしてください、としかお答えできません」

このMODはまだ一般公開されていないが、ダン・ダグラスはすでに本作の未来像を描いているという。「最終的には敵が登場しないコメンタリー・モードを作りたいです。プレイヤーはただゲーム内を歩き回り、私がこれまで導入してきたコンテンツの元ネタを発見する、といったネタ画像(ミーム)の博物館みたいにしたいですね」

その他のニュースとして、ストライキング・ディスタンス・スタジオズが『カリストプロトコル』では、直接的な暴力からの恐怖ではなく、不気味で超自然的な恐怖を味わえるタイトルになるよう注力していると述べている。

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