Photo: Wizards of the Coast

ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社は『ダンジョンズ&ドラゴンズ』の最新アップデートでゲームに登場する「ハドジー族」の描写に「人種差別的な表現」が含まれていたとして謝罪している。

本作の最新キャンペーン「スペルジャンマー:アドベンチャーズ・イン・スペース」に関するガイドブック「アストラル・アドベンチャーズ・ガイド」によると、ハドジー族は「ペットの猫よりも小さい、臆病な哺乳類」で「翼のようなものを羽ばたかせて、枝から枝へと飛び回るサル」と例えられている。

彼らはある魔法使いによって罠にかけられ、売り飛ばされて奴隷にされていたが、魔法使いの弟子がハドジー族を解放したという物語がつづられている。『ダンジョンズ&ドラゴンズ』シリーズのファンは、この物語が黒人の過去や世界的な奴隷制度の歴史と類似していると指摘しており、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社はこの指摘に対して回答している。

本作の公式サイトに掲載された謝罪文で、同社は紹介文に「人種差別的な表現が含まれていた」ことを認め、「ファンの皆さんを失望させてしまい、心からおわび申し上げます」と謝罪している。

ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社はハドジー族に関するバックストーリーの一部について、リリース前の「確認が不十分」であったとし、この現状を「改善」する必要があるとしている。そして、「より多くの人に受け入れられるゲーム」を実現するには、社内の業務プロセスを見直すことが「急務」だと続けている。

さらに、同社はデジタル版のガイドブックから侮辱的な内容を「早急に」削除し、書籍版は再刷のタイミングで人種差別的な表現を除外すると約束している。ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社は最優先事項は「誤りを正すこと」との考えを示しており、今後は内部調査を行い、結果に応じて必要な措置を講じると明言している。

謝罪文の最後で、同社はコミュニティに感謝を伝え、「『ダンジョンズ&ドラゴンズ』は多様性は強みになると、教えてくれます」と述べるとともに、本作を「可能な限り、包括的な」ゲームにすべく取り組んでいくとの決意を新たにしている。

その他のニュースとして、小売店では『スプラトゥーン3』がすでに流通しており、9月9日の正式発売日よりも前に、シングルプレイ・キャンペーンのコンテンツに関するネタバレ映像がネットで出回っている。

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