Photo: New Blood Interactive

『ダスク』、『ウルトラキル』、『アミッド・イーヴィル』を手掛けるニュー・ブラッド・インタラクティヴはステルス・ホラーFPS『グルームウッド』の早期アクセス版の配信を開始している。

本作は名作ゲーム『シーフ』シリーズに強い影響を受けており、プレイヤーは呪われたヴィクトリア朝の都市に迷い込み、ステルス・スキルを駆使して生き延びることを目指す。

『グルームウッド』は『シーフ』から着想を得ているが、ヴィクトリア朝の都市や仕込み杖、グラップリング・フックが搭載されたハープーンガン、中折れ式のショットガンなど、時代の設定にマッチした武器からアクションRPG『ブラッドボーン』の雰囲気もはっきりと感じられる。

『グルームウッド』の主人公は殺し屋「ドクター」として知られる人物であり、舞台となる町を自由に探索できる。本作は昨年のPCゲーム・イベント「E3 2021」で発表され、5分間のゲームプレイ・トレイラー動画が公開されている。動画ではステルス・システムとサウンド・システムの特性を活かして主人公の「ドクター」が明かりを消して敵を出し抜く場面など、ステルス性重視のプレイが紹介されている。

早期アクセスの具体的なリリース期間はまだ発表されておらず、スチームの製品ページにあるQ&Aでは次のように説明されている。「開発中の残りの分量と『ダスク』、『アミッド・イーヴィル』、『ウルトラキル』で実施した早期アクセス版の実績を考慮すると、(早期アクセスの期間は)少なくとも1年から2年でしょう」

早期アクセス版では、ゲーム内の漁場、崖近くの洞窟と炭鉱、崖、灯台のエリアが含まれており、製品版では、さらに多くのエリア、武器、アイテム、敵、各種機能が追加予定となっている。さらに、ニュー・ブラッド・インタラクティヴは今回の早期アクセス版に登場するコンテンツは全て「製品版に向けて十分に洗練された状態」だと述べている。

『グルームウッド』は2020年に初めて発表されて以来、数多くの情報が公開されてきた。2021年、開発者のディロン・ロジャーズとダヴィッド・シマンスキはアイテムのインベントリ・システムについて、発見したアイテムはクリック&ドラッグでインベントリに収納できると発表している。この発表で、限られたスペースにアイテムを詰め込んでいく、『バイオハザード』シリーズでおなじみの「インベントリ・テトリス」方式となることが明らかとなった。

『グルームウッド』の早期アクセス版は現在スチームで配信されており、9月20日まで10パーセント・オフで販売されている。

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