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英競争・市場庁(CMA)はマイクロソフトが進めているアクティヴィジョン・ブリザード社の買収について、「競業他社に損害を与え」て「市場の競争を阻害する」恐れがあるとの懸念を表明している。

『VGC』によると、英競争・市場庁は現地時間9月1日に公式サイトでプレスリリースを公開して「マイクロソフトがアクティヴィジョン・ブリザード社を買収した場合、マイクロソフトが同社のゲームの独占や、競業他社が同社のゲームを販売するにあたってはるかに不利な条件を課すなど、競業他社に不利益を与えかねない」と懸念している。

さらに「アクティヴィジョン・ブリザード社をマイクロソフトの広範なエコシステムに組み込むことの潜在的影響力を示す証拠を入手した」とし、それが家庭用ゲーム機、クラウド、PC市場における「競争を阻害する」ために利用される可能性があると続けている。

このため英当局は7月に開始した調査に続き、「より詳細なフェーズ2調査」の実施を検討している。これによりマイクロソフトとアクティヴィジョン・ブリザード社は、5日以内に当局の懸念点に対応しなければならず、それができなければより本格的なフェーズ2調査が開始されることになる。

フェーズ2調査では、独立した第三者機関として専門家パネルを招き、懸念と潜在的なリスクをより詳細に調査するという。

英競争・市場庁の合併部門のシニア・ディレクターであるソーカ・オキャロルはプレスリリースで次のように述べている。「マイクロソフトが合併後に『コール オブ デューティ』や『ワールド・オブ・ウォークラフト』などの人気ゲームに対する支配力を利用して、ゲーム配信サービスやクラウドゲームにおける現在および将来の競業他社に損害を与える可能性があることを懸念しています」

アメリカでは独占禁止法上の懸念から、連邦取引委員会(FTC)がマイクロソフトの買収を継続的にレヴューしている。

今年8月、Xbox部門の責任者であるフィル・スペンサーは、アクティヴィジョン・ブリザード社のモバイルゲーム分野とPC分野における存在感が、同社買収の決め手となった要因であると明かしていた。

その他のニュースとして、ユービーアイソフトは9月1日に複数の旧作ゲームのオンラインサービスを停止する予定だったが、この計画を延期している。

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