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ソニー・インタラクティブ・エンタテインメントはモバイルゲーム開発スタジオのサヴェイジ・ゲーム・スタジオを買収し、新たに設立されたプレイステーション・スタジオのモバイル部門に加わることを8月29日に発表している。

サヴェイジ・ゲーム・スタジオは2020年に設立され、モバイルゲームのベテラン開発者らを数多く擁している。

プレイステーション公式ブログでは「より多くの方々に当社のコンテンツに触れていただくために様々な方法を提供し、プレイステーションになじみのない消費者の皆さんにも楽しんでいただけるよう努めます」と記載されており、今回の買収はソニーがモバイルゲーム分野で事業領域を拡大するための動きとみられる。

サヴェイジ・ゲーム・スタジオはソニーの家庭用ゲーム機の開発部門とは別のプレイステーション・スタジオのモバイル部門に加わり、プレイステーション向けタイトルをベースに新たなゲーム体験を作り出していくことになる。

また、サヴェイジ・ゲーム・スタジオは「未発表のAAAライヴ・サービス・アクションゲーム」の開発に取り組んでいるが、本プロジェクトに関する情報は現時点では明らかにされていない。

同社の共同設立者兼CEOのミヒャイル・カトコフは今回の買収について次のように述べている。「プレイステーション・スタジオの経営陣が当社の運営と成功のヴィジョンを尊重しており、SIEもまたチャンスを掴みにいくと信じているので、この買収契約に合意しました」

「それに加えて、プレイステーションの素晴らしいIPを活用できる可能性や、ここでしかないサポートなどを考えると、契約に同意しない理由をお答えする方が難しいです」

SIEはすでに家庭用ゲーム機向け大型タイトルをPCに移植するなど事業を広げており、今回の買収はプレイステーションのエコシステムの拡大を示している。

先日、同社がモバイル機器に取り付けてプレイステーションのゲームをプレイできるコントローラー「バックボーン・ワン プレイステーション・エディション」を発表したのも、この事業戦略の一環である可能性が高い。

その他のニュースとして、ヴァルヴ社は「多世代にわたるプロダクト・ライン」の一環として、新型Steam Deckの開発を計画していると明かしている。

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