Photo: Square Enix

アイドス・モントリオールの創業者がスクウェア・エニックスの北米スタジオの売却は「ソニーによる買収」を想定していた可能性があると指摘している。スクウェア・エニックスは先日、アイドス・モントリオールを含む海外の複数スタジオ及び一部のIPの売却を発表している。

アイドス・モントリオールの創業者であるステファン・ダストスは2013年に同社を退社しており、当時「(上層部の)リーダーシップ、決断力、コミュニケーションの欠如」を退社の理由として挙げている。

7月26日付の『ゲームズ・インダストリー・ドット・ビズ』によれば、ステファン・ダストスはスクウェア・エニックスがソニーからの買収を円滑に進めるために、クリスタル・ダイナミックス、スクウェア・エニックス・モントリオール、アイドス・モントリオールといった北米のスタジオや多くのIPをエンブレイサー・グループに売却したと語っている。

ステファン・ダストスは「想像ですが、スクウェア・エニックスの本社は(上記のスタジオ3社に)あまり注力してなかったのだと思います。また、ご存知の通りこの業界では買収・合併が盛んに行われていますが、中でもソニーはスクウェア・エニックスをどうしても傘下に加えたいという噂があります」と説明している。「ソニーは東京のスクウェア・エニックス(の買収)にしか関心がないという噂を聞いたことがあります。だから、(スクウェア・エニックスの代表取締役社長の)松田洋祐さんは(3社を)叩き売ったのだと思います」

ステファン・ダストスはスクウェア・エニックスが買収計画を進めるためにスタジオ3社と多数のIPを3億ドル(約390億円)という低い金額で売却したと続けている。また、同じエンブレイサー・グループがギアボックス・ソフトウェアを13億ドル(約1,760億円)で買収した件を引き合いに出している。

「ギアボックス・ソフトウェアは基本的に『ボーダーランズ』などのIPがありますが、一方アイドスはその5倍の数のIPを持っています。では、なぜ(アイドスの買収価格は)4分の1以下なのでしょうか? エンブレイサー・グループの上層部に(アイドスのIPに)関心を持っている人が少なかったからだと私は推測しています。そして、残念ですが、これがアイドスの潜在的な価値なのです」

「いずれにしても、(買収価格が安くなることは)事前に予測できたように思えます。アイドスがあまり上手く行っていないことは、予想していました。もしかすると3億ドルという買収価格は、そのことの証なのかもしれません。それにしても低い金額です。(価格には)納得できません」

つまり、ステファン・ダストスの発言内容が正しいとすると、日本に本社を構えるスクウェア・エニックスが北米のスタジオやIPを安値で売却したのは、ソニーからの買収を想定しているためということになる。

その他のニュースとして、米プロレスラーであり俳優のジョン・シナが『フォートナイト』に登場すると発表されている。

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