Photo: Nintendo

『星のカービィ ディスカバリー』のゼネラルディレクターを務めるハル研究所の熊崎信也が任天堂専門ゲーム雑誌『ニンテンドードリーム』のインタヴューで、カービィの新たな能力「ほおばりヘンケイ」の原点について語っている。

『ニンテンドー・エヴリシング』の英訳記事によると、熊崎信也は次のように述べている。「『ほおばりヘンケイ』のアイディアは以前からありました。『星のカービィ ディスカバリー』でシリーズ初の3Dアクション化が決まった時に、『カービィとは何か』という議論から始まりました。既存の人間のキャラクターにはできないことをカービィにやらせたかったんです。そのアイディアと新しいものづくりへの挑戦が組み合わさって『ほおばりヘンケイ』のコンセプトとなりました」

また、彼は次のように続けている。「カービィの体はいったい何だろうと思われるくらい、変幻自在に体が伸びたり縮んだりできることを目指し、それが『星のカービィ ディスカバリー』の中核をなしています」

インタヴュアーが「カービィの変形する姿が印象的ですが、かわいらしさは変わらないですね」と指摘すると、熊崎信也は次のように答えている。「カービィのシンプルな形が、丸や三角、四角になって歩く姿はご存じのとおり魅力的ですし、できるアクションもすべて違います。現実世界のアイテムが登場する未知なる新世界ですが、カービィはお構いなしに相変わらずクールです!」

『星のカービィ ディスカバリー』はシリーズ初の3D作品となっているが、熊崎信也は『ワシントン・ポスト』紙の過去のインタヴューで、必ずしも「今後の作品で3Dが当たり前になるとは限りません」と述べており、「3Dにとらわれずに、これからも試行錯誤を続けていきたいです」と今後の方針を明かしている。

本作は『NME』のレヴューでは5つ星のうち4つ星という素晴らしい評価となっており、次のように評している。「『星のカービィ ディスカバリー』はかわいらしいキャラクターが登場するNintendo Switch向けのソフトとなっており、荒廃した文明と自然が融合した世界が舞台の冒険は、現実世界の出来事やダークな世界観のゲームとはまったく違うものだが、良いバランスに仕上がっている」

その他のニュースとして、『ベヨネッタ』シリーズを手掛ける神谷英樹は「任天堂から『ベヨネッタ』の露出のことで口出しされたことは一度もない」と自身のツイッター・アカウントで述べている。

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