Photo: MiHoYo

アニメ調で描かれたグラフィックが特徴的なRPG『原神』の開発元であるミホヨのホヨヴァースはシンガポールにオフィスを新設している。

今年2月には、共同設立者兼CEOのツァイ・ハオユーが声明を出し、ミホヨをホヨヴァースとしてリブランディングすると発表しており、「ゲーム、アニメ、その他の様々なエンターテインメントを組み合わせて、高い自由度と深い没入感を味わえる仮想世界をプレイヤーの皆様にお届けします」とホヨヴァースのミッションを掲げている。

ホヨヴァースの公式サイトによると、シンガポールの新オフィスは2万8000平方フィート(約8500平方メートル)の敷地面積で、「数百人の従業員」が勤務し、各従業員に合った柔軟な働き方を促進していくという。

シンガポール・オフィスは上海、モントリオール、ロサンゼルス、東京、ソウルに次いでミホヨの6番目のオフィスとなる。今後は「グローバルな流通と運営」の拠点として、他のオフィスと緊密に連携し「ゲーム開発のための技術サポート」を担う。

また、柔軟な働き方を採用して、従業員が「最も創造的で生産的になれる場所で」働くことを奨励している。シンガポールの新本社の開設に伴い、年内に「数百人」の新規雇用が創出される見込みで、ホヨヴァースはすでにゲーム開発、エンジニア、マーケティングなど複数の職種を募集している。

メタヴァースとは現実世界でのコミュニケーションと同じように、仮想空間内のキャラクターを通じて他者とやりとりできる没入型の仮想世界のことを意味している。VR(ヴァーチャル・リアリティ)やAR(オーグメンテッド・リアリティ)の技術はメタヴァースの発展に欠かせないものとなっている。

その他のニュースとして、今週、世界各地で観測されている猛暑により、ゲーム配信サービス「スチーム」を運営するヴァルヴ社は、携帯型ゲーム機「スチーム・デック」使用する時の周囲の気温についてユーザーに注意を呼びかけている。スチーム・デック公式ツイッター・アカウントでは「猛暑の中でスチーム・デックをご利用の皆様へ、高温になる場所でのスチーム・デックの使用についてお知らせします」という前置きと共に、スチーム・デックは周囲の温度が0~35℃の時に最もパフォーマンスを発揮し、温度がそれ以上になると動作が鈍くなったり、シャットダウンする可能性があると説明している。

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