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デッド オア アライブ』シリーズを手掛け、『忍者龍剣伝』でディレクターを務めた板垣伴信がNFTやメタヴァースに特化したエーペックス・ゲーム・スタジオの設立を発表している。

板垣伴信は自身のツイッター・アカウントで、エーペックス・ゲーム・スタジオは「Web3.0で高品質で没入感のあるAAAタイトルの制作に注力」しており、すでにMMORPG『ウォーリアー』を「あたためている」と述べている。

『ウォーリアー』の公式ブログでは次のように説明されている。「『ウォーリアー』はNFTをベースに仮想通貨を取り入れた次世代型MMORPGで、NFTゲームを次のレベルへと引き上げてくれるでしょう。本作はプレイ・トゥー・アーン(P2E)の構造をもつ非常にダイナミックなゲームプレイが特徴で、ゲームを楽しめるだけでなく、利益を得ることもできます。『ウォーリアー』の舞台は近未来をベースにした世界となり、戦士たちが未知の新大陸で戦いを繰り広げます」

本作は「アンリアル・エンジン」を使用して開発されており、パフォーマンス、セキュリティ、持続性などの問題を解消することで、ゲームファイ(ゲームをプレイしてNFTや仮想通貨を稼ぐ)分野におけるNFTゲームへの障壁を取り除くことを目的としている。

「ゲーム内でプレイヤーが獲得する資産のほぼすべてがNFT」となり、ゲーム内で現実世界のように土地の購入もできるという。

『ウォーリアー』にはPvEとPvPのゲームモードが搭載されている。メインミッションでは4人1組のチームを組み、3000以上のステージを攻略していく。また、大陸を制覇するごとに「リフト・チャレンジ」が解放され、仮想通貨「WGT」で利益を得られるようになる。

ただし、メインミッションとリフト・チャレンジに参加するにはWTGを消費しなくてはならず、その金額はまだ公開されていない。

エーペックス・ゲーム・スタジオはガバナンストークンとなるWDTも公開しており、所有者は『ウォーリアー』のコミュニティ(DAO)内で議案の投票や委任が行えるようになる。先日公式ブログで行われたQ&Aによると、『ウォーリアー』のベータ版は2022年第3四半期にリリース予定となり、その後すぐに製品版がリリースされるという。

NFTの関連ニュースとして、プレイステーション・スタジオのベテラン開発者であるマイケル・ムンバエとジョン・ガーヴィンが新たなゲーム開発会社「リートス」を設立し、同社初のタイトルは『アッシュフォール』というNFTゲームになると発表されている。

一方、今年1月に発表された調査では開発者の72パーセントが暗号通貨に興味がないと回答し、70パーセントがNFTに興味がないと答えていることが明らかとなっている。

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