3Dレール・シューティング・ゲーム『Exゾディアック』の早期アクセス版が7月21日にリリース予定となっている。本作はクラシックゲームの『スターフォックス』シリーズをオマージュした懐かしさを感じるヴィジュアルで描かれている。
ローポリ(少ないポリゴン数)で構成された『Exゾディアック』はスーパーファミコンに搭載されていたスーパーFXチップで描いたヴィジュアルを彷彿とさせるものとなっている。早期アクセスの配信に先立ちスチームでデモ版が公開されている。
デモ版には2つのステージとボスが登場しているが、早期アクセス版では6つのメインステージと6つの短いボーナスステージが用意される。また、2023年の正式リリース時には約15ステージが登場予定となっており、それぞれに分岐ルートがあるほか、ボスラッシュやスコアアタックモードなども導入の見込みとなっている。
『Exゾディアック』のゲームプレイ動画はこちらから。
2017年の開発当初、開発者のベン・ヒックリングは『NME』に対して『Exゾディアック』は元々「全方向に移動できる戦闘機ゲーム」となる予定だったと語っている。
「当初の計画では、スーパーファミコンのスーパーFXチップを使ったようなヴィジュアルを取り入れるつもりはありませんでした。ですが、制作しなくてはならないモデルや背景などをすべてテクスチャリングするには骨が折れることにすぐ気が付きました。ですから、実験的にローポリで(ほとんど)テクスチャリングなしのヴィジュアルを作ってみたのです」
ベン・ヒックリングは初代『スターフォックス』よりも『スターフォックス64』のファンであり、「このスタイルを再現しようとするゲームはあまり見かけない」ことから、『Exゾディアック』に鮮やかな色彩を取り入れてみたところ、その美しさに惚れ込んだという。
また、『スペースハリアー』からも影響を受けたことは本作のボーナスステージから一目瞭然となっている。ベン・ヒックリングは『Gダライアス』、『アインハンダー』、『アール・タイプ デルタ』といったシューティング・ゲームも『Exゾディアック』の制作に影響を与えたと語っている。
他にも、パペット風のキャラクターや巨大ロボットのボスが登場する『スターフォックス』でお馴染みの要素も本作に取り入れていると見られており、ベン・ヒックリングは次のように説明している。「特にボス戦は、プレイヤーがワクワクするような演出を心がけたいです。ありがたいことに、(私個人の意見では)まだあまり手が付けられていないジャンルなので、他ジャンルと比べて斬新な何かを制作する必要性は低いと思います」
また、早期アクセス版としてリリースされるのはフィードバックを得るためであり、来年リリース予定の製品版に向けて改善や調整が行われると続けている。
『Exゾディアック』のデモ版と早期アクセス版はスチームのストアページから確認できる。
その他のニュースとして、スピードラン型FPS『ネオン・ホワイト』でサウンドトラックを手掛けた作曲家が本作の楽曲はリブート版の『ドゥーム』シリーズから大きな影響を受けたと語っている。
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