Photo: Gabby Jones/Bloomberg via Getty Images

スポティファイ社は今年3月に一躍有名になった曲名当てゲーム『ヒアードル』の買収を発表している。

現地時間7月12日付けで公開されたブログで音楽ゲーム『ヒアードル』の買収が発表されているが、買収金額は明かされていない。買収後も『ヒアードル』は引き続き無料で配信され、ゲーム・システムにも大きな変更は加えられないが、新しい機能としてゲーム終了時にプレイヤーが希望すれば、出題曲をフルでスポティファイで聴くことができる。

同社の音楽部門で最高責任者を務めるジェレミー・エルリッヒは今回の買収について次のようにコメントしている。「『ヒアードル』は、何百万人ものファンがゲームをしながら、馴染みのある曲や今まで聴いたことない曲を楽しむのにうってつけの方法です……そして、友達と音楽の知識を競い合って楽しむこともできます」

彼は次のように続けている。「『ヒアードル』にはリリース直後から熱心なファンがおり、スポティファイのエコシステム上で(ユーザーとサービスの)インタラクティヴ性(双方向性)を強めていく当社の計画にも合致します」

スポティファイ社はまず、アメリカ、イギリス、アイルランド、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドの地域を対象に、『ヒアードル』をスポティファイのサービスに統合すると発表している。しかし、最終的には「世界中の何億人もの人々」に各国の言語で『ヒーアドル』を提供する計画となっている。

スポティファイのサービス拡充はこれからも進められると見られ、ブログの最後には『ヒアードル』やその他の『インタラクティヴな体験』をスポティファイに追加し、「音楽を愛する人たちがアーティストとより深くつながり、友人と競い合う」ことを目指していると書かれている。

その他のニュースとして、Nintendo Switch向けの4人用マルチプレイヤー・ゲーム『カービィのグルメフェス』がニンテンドーeショップ限定で今年の夏に発売されることが明らかになっている。

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