Photo: Activision Blizzard

アクティヴィジョン・ブリザード社は『ディアブロ イモータル』の発売以来初となるアップデートを配信しているが、その内容にプレイヤーから不満の声が上がっている。

アップデートの詳細はパッチノートで紹介されており、最大の追加コンテンツは「シーズン2バトルパス:ブラッドスウォーン」となっている。

「ブラッドスウォーン」では「40ランク相当のチャレンジと、レジェンダリー宝石、紋石、柄などの報酬」が用意されているほか、「強化バトルパス」と「コレクター版強化バトルパス」の2つの有料バトルパスが登場している。

どちらの有料バトルパスも全ランクの報酬に加えて、強化版の各ルートと追加報酬が解放される。また、「コレクター版強化バトルパス」では購入後すぐに10ランクのランクアップができる。「シーズン2バトルパス:ブラッドスウォーン」は現地時間8月4日午前3時まで配信予定となっている。

バトルパス導入のほかにも、新たなヘリクアリレイドボス「震える死のヴィタース」も追加されている。「震える死のヴィタース」の討伐クエストを始めるには、光の都「ウェストマーチ」にあるレイドコンテンツ「レヨクのヘリクアリ」を訪れる必要がある。

さらに、ウィークエンドイベント「飢えた月」も現地時間7月15日午前3時から7月18日午前3時まで開催予定となっている。イベント期間中に獲得できる「月の薄片」は「祝福」と交換でき、「祝福」を7つ集めると報酬をランダムで交換できるようになる。

『ディアブロ イモータル』の開発チームは、本作の今後の予定に関する概要を次のように説明している。「アクティヴィジョン・ブリザード社と『ディアブロ イモータル』の開発チームは、サンクチュアリの守護にあたってくださっている皆さんに感謝します。このパッチはまだ始まったばかりです。私たちはリリース以来、本作に対する提案やフィードバックを募ってきました。今後のパッチでさらなるアップデートについてお話できる日を楽しみにしています」

また、7月後半に予定されている追加アップデートではクラス変更の機能を追加すると明かしている。『ディアブロ』シリーズでジェネラルマネージャーを務めるロッド・ファーガソンは「7月後半に予定されてるアップデート第2弾が、最初の大型アップデートになります」とツイートしており、今月中に2度目のアップデートがあることを認めている。

ゲームの収益化に対する積極的な戦略についてブリザード・エンターテインメントの発表で言及される機会は少ないが、社長のマイク・イバラが『ディアブロ イモータル』での課金要素を擁護していると7月7日に報じられていた。

『ディアブロ イモータル』初のアップデートに対する評価は否定的なものが多い。プレイヤーたちはレディットで今回のパッチを語るスレッドを立てて意見を述べている。

あるプレイヤーは「ゲームを再インストールしてまで見なくちゃいけないものは、これっぽちもない」と書き込み、別のプレイヤーが「ああ、マイナーバグだとさ。数週間前にアンインストールしておいて本当に良かった。たまにレイドが追加されるだけ。このゲームはそれだけだよ」と続けている。

さらに「ランダム報酬のイベントって冗談だろう? バトルパスも新しいスキンが追加されただけで、他に何も変更はないの?」とコメントし、不満をあらわにしているプレイヤーもいる。

新たなレイド・コンテンツに関しても同様に不満の声が上がっており、公式ツイッターのツイートには本作の課金要素を皮肉るようなリプライが多数寄せられている。

その他のニュースとして、ロックスター・ゲームスは現在開発中の『グランド・セフト・オートVI』に注力すべく、『レッド・デッド・オンライン』で大規模なテーマ型コンテンツのアップデートを今年は行わないと発表している。

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