Photo: Rockstar

グランド・セフト・オート:トリロジー:決定版』で発売直後から不具合が多発して不満の声が上がっていたことを受けて、ロックスター・ゲームスが『レッド・デッド・リデンプション』と『グランド・セフト・オートIV』のリマスター版の開発を保留にしたと報じられている。

業界関係者の「Tez2」によると、『レッド・デッド・リデンプション』と『グランド・セフト・オートIV』のリマスター版は「数年前から検討中だった」が、2021年発売の『グランド・セフト・オート:トリロジー:決定版』のクオリティの低さが原因で両プロジェクトは保留になったとされており、『コタク』がこの情報の裏付けを取っている。

また、『コタク』はロックスター・ゲームスの今後のプロジェクトに詳しい情報提供者からの話として、同社はこれから『グランド・セフト・オートVI』の制作に注力するのではないかと述べている。しかし、リマスター版は完全に「開発中止」になったわけではなく、情報提供者は『グランド・セフト・オートVI』の後に発売される可能性があると話している。

さらに、ロックスター・ゲームスはプロジェクトを保留にすることで、『グランド・セフト・オート:トリロジー:決定版』の発売後に発生した問題をファンが忘れるまでの時間稼ぎをしたいと考えているという。同社は本作の発売から数日間、不具合を改善するためにサーバーを停止しており、ゲームがプレイできなくなっていた。また、レヴューサイト『メタクリティック』では多数の不具合とゲームの品質に関する否定的なレヴューが原因で、スコアが10点中0.9点となっている。

当時、ロックスター・ゲームスは『グランド・セフト・オート:トリロジー:決定版』が「自社の品質基準、あるいはファンが期待するレベルを満たさずに発売された」ことを認めていた。

また、販売元であるテイクツー・インタラクティヴの最高経営責任者、ストラウス・ゼルニックも「ごく稀に品質基準を満たしていないことがあり、『グランド・セフト・オート:トリロジー:決定版』はその一例だと思います」と問題を認めている。一方、「今後も私たちは品質にこだわり続けます。そして、これから発売されるすべての作品には非常に自信を持っています」とアピールしている。

その他のニュースとして、ユービーアイソフトは7月8日午前3時に配信するイベントで『スカル アンド ボーンズ』のゲームプレイ動画や最新情報を公開すると発表している。

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