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ナイアンティック社2016年にリリースされた『ポケモンGO』が世界的に大流行し、プレイヤーたちが歩いた距離はその年だけで累計870万キロと言われているが、その後ヒット作を生み出すのに苦労しており、今回の発表で4つのプロジェクトの中止および85人から90人程度の従業員を解雇する決断を明らかにしている。

『ブルームバーグ』によると、ナイアンティック社の最高経営責任者であるジョン・ハンケは従業員に向けたメールで同社が「経営難に陥っており、すでに複数の分野でコスト削減を行っている」と伝えたという。さらに「今後起こりうる経済的な難局を切り抜け、会社を軌道に乗せるためには、さらなる事業の合理化が必要です」とコメントしている。

中止されたプロジェクトには、2021年に発表された『トランスフォーマー:ヘヴィー・メタル』や人気の体験型ショー『スリープ・ノー・モア』などを手掛けるイギリスの劇団パンチドランク社とコラボレーションした『ハムレット』などが含まれている。また、「ブルー・スカイ」、「スノーボール」のコードネームが付いたプロジェクトも開発中止となっているが、詳細な情報は明らかになっていない。

『ポケモンGO』の成功によりナイアンティック社は好調に見えたが、他のタイトルでは苦戦を強いられている。『ハリー・ポッター:魔法同盟』は2019年のリリースからわずか3年でサービスが終了している。

同社の広報担当者は次のように説明している。「先日、優先すべき重要プロジェクトに専念するため、複数のプロジェクトの中止と8パーセントの人員削減を決定しました。ナイアンティック社を去る従業員の貢献には感謝するとともに、彼らがこの困難な変化を乗り越えられるようサポートしています」

その他のニュースとして、任天堂は2020年に生じた前代未聞の大規模なデータ漏洩事件「ギガリーク」を受けて、セキュリティ対策を強化したと発表している。

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