Photo: Niantic

ポケモンGO』でハッカーやチーターが不正を働いて他プレイヤーのゲーム体験を損なうとして対策を行うことが発表されている。

開発元のナイアンティック社は『ポケモンGO』の不正行為の取り締まりを行っていたものの、チート対策システムの誤認によってルールを守っているプレイヤーのアカウントが使用停止になったため、システムをロールバックしていた。同社は公式ブログで規定違反をより正確に検出する新たなチート対策システムを導入し、ハッキングを行ったアカウントにはより迅速な措置をとると発表している。

2021年から開発が進められてきたこの新システムは、不正検知、不正防止、可観測性(システムでいつ、何が、どこで起こっているのか観測可能にする)を重視している。このチート対策システムによりナイアンティック社はコミュニティやゲーム体験で混乱を生むことなく、ハッキングしているユーザーを安全かつ迅速に発見できるようになる。

ナイアンティック社のプレイヤー・ガイドラインでは次のような手段を不正行為(チート)として禁止している。

・フレンドとアカウントの共有
・アカウントの購入、販売、交換
・複数アカウントでプレイすること(1 プレーヤー 1 アカウント)
・位置情報を変更したり操作したりするツールや技術の使用(位置偽装)
・意図的に不具合を起こし報酬を得ること
・第三者のプラットフォームでゲーム内通貨を売買すること
・改造または非公式ソフトウェアを使用すること
・返金ポリシーとメカニズムの悪用

『ポケモンGO』と並行して、ナイアンティック社は迅速かつ効率的なチート対策のためにすべての自社タイトルで同システムを使用する予定だとしている。このシステムはチーターやハッキングを以前のように「一斉に」取り締まるのではなく、アカウントごとの不正行為を自動で検出できることを最大の特徴としている。

その他のニュースとして、アメリカ合衆国最高裁判所が6月24日に人工妊娠中絶が権利として認められた「ロー対ウェイド裁判」の判決を覆したことを受けて、ゲーム業界やエンターテイメント業界の企業が続々と女性の性と生殖に関する権利を支持する声明を出している。

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