スクイッド・ショック・スタジオが新たなメトロヴァニア(2D探索型アクションゲーム)作品となる『ボー:パス・オブ・ザ・ティール・ロータス』を開発すべく再集結している。本作は日本の民話をベースに背景などは手描きで表現され、『ペーパーマリオ』や『大神』に影響を受けたタイトルとなっている。
主人公の「ボー」は強大なパワーを持つ将軍の残した秘密と謎を暴くために冒険に出る。「テンタイハナ(天体花/Celestial Blossom)」である「ボー」は強敵を倒すため変幻自在の強力な武器を操り、行く手を阻む障害物をダッシュ、グラップル、ホバースキルなどを駆使して突破し、夢のように複雑で日本の趣き漂う新世界を発見していく。
スクイッド・ショック・スタジオは2021年に2名でスタートし、開発を手掛ける中でチームの規模を拡大する目的でクラウドファンディング「キックスターター」のキャンペーンを活用していた。『VGC』によると、クリエイティヴ・ディレクターのクリストファー・ステアーは没入感のある世界観、難易度の高いプラットフォーミング、アートスタイルで有名になった『ホロウナイト』や『セレステ』など、同じ系統のインディゲームからインスピレーションを受けたとしている。
『ボー:パス・オブ・ザ・ティール・ロータス』のトレイラー動画はこちらから。
クリストファー・ステアーは日系アメリカ人で日本を何度も訪れている。「キックスターター」の紹介文には「日本を訪れた際、写真をたくさん撮り、近代的でありながらも昔ながらの豊かで奥深い日本文化に魅了されました。そのため『ボー:パス・オブ・ザ・ティール・ロータス』は日本文化と民話からインスピレーションを受けています」と記載されている。
「キックスターター」でキャンペーンを開始する1年ほど前から『ボー:パス・オブ・ザ・ティール・ロータス』の開発はすでに始まっていた。複数のエリアや環境は構築済みであるほか、ストーリーや世界観の「ほとんど」が制作され、ゲームが「ある程度」肉付けされた状態となっている。一方、「キックスターター」で支援を募った目的は開発チームがゲームプレイの幅を広げ、ゲームを洗練して最高の状態へと仕上げられるようにすることにある。これを実現すべく、チームメンバーを増員してスタジオも拡大している。さらに、伝統的な日本の音楽に現代音楽を取り入れたサウンドトラックも制作されている。
『ボー:パス・オブ・ザ・ティール・ロータス』の正式なリリース日は未定となっているが、本稿の執筆時点でスクイッド・ショック・スタジオはNintendo Switch、PC、Mac、Linux向けに2023年9月の発売を見込んでいる。
その他のニュースとして、バイオウェアの元マネージャーがゲーム開発スタジオはリリース・スケジュールを明確に説明する必要があると発言している。
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