Photo: Bethesda

マイクロソフトはベセスダ・ソフトワークスを買収したことで今後開発する一部の新作タイトルが「XboxとPCの独占タイトル」になることが明らかになっている。

Xboxシリーズの公式情報サイト『Xboxワイアー』によると、Xbox部門責任者であるフィル・スペンサーは現地時間の3月9日、米国証券取引委員会と欧州委員会がマイクロソフトによるベセスダ・ソフトワークスの親会社ゼニマックス・メディアの75億ドル(約8130億円)での買収を承認したことを受けて、ベセスダ・ソフトワークスが正式にXboxゲーム・スタジオの傘下となることが発表されている。

フィル・スペンサーは次のように述べている。「これは業界をリードするファースト・パーティーの開発チームを構築するための新たなステップであり、私たちのXboxコミュニティに対するコミットメントです」

フィル・スペンサーはベセスダ・ソフトワークスを含む8つの世界各地のゲーム開発スタジオについて、イド・ソフトウェア、ゼニマックス・オンライン・スタジオ、アルカーネ・スタジオ、マシーン・ゲームズ、タンゴ・ゲームワークス、アルファ・ドック・ゲームズ、ラウンドハウス・スタジオが「これまで通りの方法でゲームを開発していく」ことを改めて発表している。

フィル・スペンサーはベセスダ・ソフトワークスが手掛けているタイトルやシリーズが今後Xboxの独占タイトルとなるのかについては言及していない。しかし、先日マイクロソフトはベセスダ・ソフトワークスのPlayStation 5向けの時限独占タイトルについては尊重すると述べていた。

ベセスダ・ソフトワークスの今後の新作タイトルはすべて、マイクロソフトのファースト・パーティーが手掛けているタイトルと同様にXboxゲーム・パスでリリースされることが見込まれる。フィル・スペンサーは次のように述べている。「ベセスダ・ソフトワークスはファンやクリエイターと同様に、Xboxゲーム・パスの可能性について理解しています」

また、フィル・スペンサーは「今週の後半」により多くのベセスダ・ソフトワークスの作品がXboxゲーム・パスでプレイ可能になることを発表している。米テックメデイアの『べンチャー・ビート』はこの「今週の後半」の日付は、買収に関するビデオ・プレゼンテーションが配信される現地時間の3月11日になるのではないかと予想している。

関連ニュースとしては、今月下旬にXboxの大規模な公開イベントが開催されるという噂が広まっていたが、Xboxゲームズのマーケティング部門のゼネラルマネージャーがその噂を否定して、「何も予定していない」と語っている。

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