Photo: Sam Eng

米ゲーム開発会社のデボルバー・デジタルは、超現実的な世界を舞台にした斬新なスケートボード・ゲーム『スケート ストーリー』を2023年にリリースすると明らかにしている。

デボルバー・デジタルは公式YouTubeチャンネルで6月10日に配信した「Devolver Direct 2022」の後半でサム・エンが手掛ける最新作『スケート ストーリー』を披露している。サム・エンは2018年にキューブを操作するアクションゲーム『ザーヴォット(Zarvot)』をリリースして好評を博していた。

『スケート ストーリー』の主人公は悪魔と契約した「ガラスと苦痛でできた悪魔」になる。主人公は月までスケートで滑り、月を飲み込み、呪いからの開放を目指す。

トレイラー動画は、ニューヨークを拠点に活躍するエクスペリメンタル・ポップ・グループ「ブラッド・カルチャーズ」の音楽をBGMにしており、スタイリッシュで滑らかな映像と美しく調和している。また、主人公がキックフリップを披露して着地する直前の動きとBGMがスロー再生される瞬間は実際のスケートボードの動画を彷彿とさせる。

『スケート ストーリー』のトレイラー動画はこちらから。

『スケート ストーリー』の舞台となるアンダーワールドには幻想的な風景が広がっており、スケートボードの魅力が引き出されている。主人公は行く手を阻む障害物を利用して、さまざまなトリックを決めながら進んでいく。プレイヤーが転倒してしまうと、ガラスの身体が砕け散ってしまう演出も美しく描かれている。

本作ではスケートボードのデッキやタイヤなどがカスタマイズできるほか、70種類以上のトリックが収録されている。

クリエイターのサム・エンはトレイラー動画の反響を受けて、自身のツイッター・アカウントで次のように喜びを伝えている。「『スケート ストーリー』のトレイラー動画に好意的なコメントを寄せてくれたみんな……みんなのおかげで自分のゲームがすごく楽しみになった。もう眠れないくらいに! トレイラー動画を観て震えてる。夜までガッツリスケボーして落ち着くしかない。ほんとうに……ありがとう」

『スケート ストーリー』は2023年のリリースを目指しており、現在スチームのストアページからウィッシュリストに追加できる。

その他のニュースとして、フィラクシス・ゲームズは『マーベル ミッドナイト・サンズ』のリリースに向けて注力する一方で『XCOM3』の開発も続けているという。

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