アメリカのエンターテインメント・ソフトウェア協会は世界最大のゲームイベントの1つである「E3 2023」をオンラインと現地で開催する予定だと明らかにしている。同協会は新型コロナウイルスの影響を鑑みて、今年の「E3 2022」の開催を見送ると発表していた。
現地時間6月7日付の『ワシントン・ポスト』紙によると、社長兼CEOのスタン・ピエール=ルイは同紙とのインタヴューで「E3 2023」の開催について次のように述べている。
「2023年にデジタルと対面の両方でイベントが復活するのをとても楽しみにしています。当社がオンラインイベントを大切にし、イベントを世界中の皆さんにお届けしたいと考えているのと同様に、皆さんが直接対面することで多くの人とつながり合い、ゲームの素晴らしさについて直接語り合う場を求めていることも理解しています」
「E3 2022」は中止となったものの、今年6月には大手ゲーム開発会社が参加する「サマー・ゲーム・フェス」といった多数のゲームイベントが開催される。また、「E3」が現地で開催されたのは2019年が最後となっており、実現すれば3年ぶりの現地開催となる。
また、スタン・ピエール=ルイは小規模のプレスイベントとオンラインイベントを組み合わせたハイブリット型ゲームイベントについて尋ねられた時に、「E3」はバランスを模索していると話している。
「ハイブリッド型イベントの利点は、会社の規模に関係なく、ファンの皆さんと共有したい商品やコンテンツを知ってもらうための最善策を見極められることだと思います。オンラインで開催することでコンテンツを広く伝えるメリットもありますし、対面イベントを現地で行うメリットもあります。この2つの開催方法を組み合わせることで、『E3』でしか体験できないイベントをお届けできるでしょう」
その他のニュースとして、「サマー・ゲーム・フェス」や「ゲーム・アウォーズ」の主催者として知られるジェフ・キーリーが「Xboxゲーム・パス」などのサブスクリプション・サービスは短時間でクリアできるゲームを追加すべきと『NME』のインタヴューで語っている。
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