Photo: David Ramos/Getty Images

マイクロソフトの現・元幹部らが暴言やセクシャル・ハラスメントを理由に告発されたことが現地時間5月25日に『インサイダー』で報じられている。告発された幹部の一部は現在でも「将来性のある人材」として評価されているという。

『インサイダー』はヘッドマウントディスプレイ「ホロレンズ」を手掛けた主要メンバーでXbox向けのキネクトの開発に携わったアレックス・キップマンのほか、マイクロソフトの幹部らが「暴言やセクシャル・ハラスメント」を理由に告発されていると報じている。

記事によると、アレックス・キップマンは2016年から2017年ごろに自身が装着していたVRヘッドセットの映像を近くのスクリーンに映し出しており、その場にいた女性たちを「非常に不快にさせた」という。

「画面いっぱいに映し出された映像では、露出度の高い服を着た若い女性たちがベッドの上で枕投げをしていました。その場にいた従業員たちは、後日『インサイダー』からの取材に応じており、映し出された映像は『VRポルノ』だったと話しています。(当時)居合わせていた従業員たちは困惑していて、外に出て行った人もいました」

また、マネージャーの中には女性社員がアレックス・キップマンの側から離れないように手配したり、会議中に「女性の付き添い人」を付けるよう人事部に要求していたことが明かされている。一方、マイクロソフトはこういった行為があったこと自体を否定している。

その他、元幹部のテリー・マイヤーソンや現幹部のトム・キーンについても言及されている。テリー・マイヤーソンはマイクロソフトのイベントの舞台裏でスタッフを激しく叱責し、その後の2018年にマイクロソフトを退社している。テリー・マイヤーソンの従業員への叱責はマイクロソフトの最高経営責任者であるサティア・ナデラも把握しており、彼が同社を去る大きな理由の1つになったとされている。

また、トム・キーンは公の場で従業員を泣かせたと告発されているほか、他の従業員は彼が従業員を自分の意のままに従わせていたことから、陰で「キング・トム」と揶揄されていたと話している。

その他のニュースとして、ビヘイヴィア・インタラクティヴは映画『ジュラシックワールド/新たなる支配者』をテーマにしたアクション・アドベンチャー・ゲーム『ジュラシックワールド:プライマル・オプス』を発表している。同タイトルでは多種多様な恐竜を収集したり、保護した恐竜に戦いをサポートしてもらえるなど、『ポケットモンスター』シリーズと似たゲームスタイルが採用されている。

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