Photo: Bungie

今年1月に発表されたバンジーの買収について、ソニーグループの会長兼社長CEOである吉田憲一郎が「本格的なマルチプラットフォーム展開につながる大きな一歩であると考えています」と語っている。

『VGC』によると、ソニーグループは5月18日に「2022年度 経営方針説明会」を開催しており、プレゼンテーションで登壇した吉田憲一郎は「エンタテインメント3事業」のゲーム部門の報告に際して「大きな期待を寄せているのが、今年買収に合意したバンジーです。ライヴ・サービスの能力を高める起爆剤であり、本格的なマルチプラットフォーム展開につながる大きな一歩であると考えています」と述べている。

これまでソニーは、同社のファースト・パーティ・スタジオが開発した『ゴッド・オブ・ウォー』、『アンチャーテッド』、『ホライゾン ゼロ ドーン』などの主要タイトルをPC版に移殖するなど、プレイステーション以外のプラットフォームでのリリースに踏み出している。バンジーの買収を発表した際には、バンジーのタイトルがプレイステーション専用になるのではという懸念がファンの間で広がったが、買収後もマルチプラットフォームを継続することがソニー・インタラクティブ・エンタテインメントのCEOジム・ライアンの発言で明らかとなっている。

また、バンジーは買収後も独立したゲーム開発会社であり続ける姿勢を見せており、ジム・ライアンが社内メールで人口中絶の権利について中立的な立場を取るように社員に呼びかけたことに対して、バンジーのシニア・コミュニティ・マネージャーであるディラン・ガフナーは「我々は自分が正しいと思うことのために立ち上がります。どんなに大きな“銃口”を突きつけられても(脅されても)この姿勢を変えることはありません」と自身のアカウントでツイートしている。

ソニーは今年1月末にバンジーの買収計画を発表しており、買収額はおよそ36億ドル(約4100億円)となっている。これまでのソニーは密接な関係にあった開発会社を買収してプレイステーション専用タイトルを開発するという方針を取っており、今回のバンジー買収はソニーにとって新しい動きとなる。

バンジーはFPS『デスティニー』シリーズやXboxを代表するシューティング・ゲーム『ヘイロー』シリーズの開発会社として知られている。

『デスティニー』シリーズは2014年の初リリース以来、2021年9月の時点で総プレイヤー数は1億8700万人にのぼり、ゲーム市場で最も人気のあるマルチプレイヤー・シューティング・ゲームの1つとなっている。

その他のニュースとして、『ファイナル・ファンタジーVII リメイク』のクリエイティヴ・ディレクターを務める野村哲也が、スクウェア・エニックス公式YouTubeチャンネルで5月18日に行われたライヴ配信で「来月、『ファイナル・ファンタジーVII』の25周年に関する情報を出す予定で、合わせていろいろな情報を出します」と発言しており、『ファイナル・ファンタジーVII リメイク』続編に関する最新情報が公開されるのではないかと注目を集めている。

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