Photo: Remedy Entertainment

フィンランドのゲーム開発企業レメディー・エンターテインメントは同社の決算報告で、新作5タイトルの開発状況を明らかにしている。

『ユーロゲーマー』によると、同社のCEOであるテロ・ヴィルタラは5月13日に実施した第1四半期(2022年1月〜3月)決算報告で、現在開発が進められている5つのゲーム・プロジェクトについてコメントしている。

テロ・ヴィルタラは「(2010年に発売されたアクション・アドベンチャー・ゲーム『アラン・ウェイク』の続編)『アラン・ウェイク2』の開発が進んでいます」と述べている。「まだ多くの作業が残っていますが、『アラン・ウェイク2』は着実に完成に近づいています。発売時期については先ほどお伝えしたように2023年を予定しています」

『アラン・ウェイク2』はレメディー・エンターテインメント初のサバイバル・ホラー・ゲームとなる。なお、決算報告に先立って、5月13日には同社の公式YouTubeチャンネルで『アラン・ウェイク』シリーズの最新情報が公開されている。この動画では、初代『アラン・ウェイク』のリマスター版がNintendo Switchで発売されることや、『アラン・ウェイク2』のコンセプト・アートが公開されている。

続く2つ目のタイトル『コードネーム・ヴァンガード』について、テロ・ヴィルタラは「レメディー・エンターテインメントとテンセントが共同で発売する予定の無料Co-op型ゲーム『コードネーム・ヴァンガード』については、前四半期から順調に開発が進んでいます」と述べて、次のように続けている。「このプロジェクトは現段階ではまだコンセプトであり、当社は開発チームの体制を整えてきました。なお、『コードネーム・ヴァンガード』をはじめとしたプロジェクトは、主に当社がスウェーデンで行っている事業の利益を資金に充てています」

『コードネーム・ヴァンガード』は『Game as a Service(GaaS):売り切り型ではなく継続的なアップデートを提供するゲーム)』のタイトルとして昨年に発表された。このゲームを通してレメディー・エンターテインメントとテンセントの長期的な事業提携が始まったが、ゲームの具体的な内容はまだ発表されておらず、コンテンツについても過去作品のIPを再利用するのか、新しいIPを開発するのか明らかになっていない。

「(3つ目のゲーム)2010年発売の『コントロール』のスピンオフ作品に当たる『コードネーム・コンドル』もまだコンセプトの段階です。(4つ目の)『コードネーム・ヘロン』は、『コントロール』よりも規模が大きいゲームとなっていますが、こちらはまだコンセプトを練って試作モデルを作成している段階です。他にも、当社が手掛けるゲームエンジン『ノースライト』の技術チームと協力して、将来的に当社のゲーム開発に活用できる技術やツールの開発にも力を入れています」

『コードネーム・コンドル』の情報はほとんど公表されていないが、ゲーム・ディレクターのミカエル・カスリネンは、彼が敬愛する90年代のマルチプレイヤー・ゲームから着想を得て生まれたものだと語っている。一方『コードネーム・ヘロン』は『コントロール』の正式な続編ではあるが、レメディー・エンターテインメントでは複数のゲーム開発が同時に進行しており、発売まではまだ時間がかかると見られている。

5つのゲームのうち、最後に紹介された『マックス・ペイン』のリマスター版についてテロ・ヴィルタラは次のように述べている。「このタイトルの発表にファンの皆様はとても喜んでくれました。『マックス・ペイン』は当社のファンだけでなく、世界中のゲーマーの皆様にとって特別な作品です。我々はリマスター版を新旧ファンの皆様にお届けできることを大変嬉しく思います」

今年4月には、レメディー・エンターテインメントがロックスター・ゲームスと事業提携の契約を締結している。両社は共同で『マックス・ペイン』1作目と2作目のリメイク版を開発して、両作品を収録したタイトルを発売するという。

その他のニュースとして、ソニー・インタラクティブ・エンタテインメントは6月に大幅リニューアルされる定額制サービス「プレイステーション・プラス」に追加されるゲームタイトルのラインアップを発表している。対象タイトルとしてプレイステーション4、プレイステーション5に加えて、プレイステーション、プレイステーション2、プレイステーション3、プレイステーション・ポータブルのタイトルが登場するという。

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