ファン制作による『ゼルダの伝説 時のオカリナ』のPC移殖版『シップ・オブ・ハルキニアン』では最新アップデートが配信されている。Linuxや60FPSでのプレイに対応し、オリジナル版にはなかった新たなセーブ機能などが追加されている。
『VGC』によれば、開発を手掛けたハーバー・マスターズは『シップ・オブ・ハルキニアン』のYouTubeチャンネルで「シップ・オブ・ハル二キアン・ダイレクト 2022-05-13」という動画を公開しており、ディスコード経由で最新アップデートを配信したと発表している。今回配信された最新アップデート版は「ロイ・アルファ」版と呼ばれるバージョンとなっている。
追加された機能や要素としては、「セーブ・ステート(ゲームを途中からやり直せる機能)」をはじめ、ゲーム内のオブジェクトの配置を確認できる「コリジョン・ヴューアー」や、チート・メニュー、ドロップされたアイテムを3Dで表示するオプション、テキストの表示速度を調整できる機能のほか、リンクが素早く移動できるようになる非常に優れた装備品「ムジュラの仮面のウサギずきん」などが挙げられる。また、オーディオとヴィジュアルも改善されているという。
さらに、便利なサポート機能として、ゲームのプレイ中にステージ内に登場する梯子や登れる壁などを音声で教えてくれる機能や、ステージ内で奥行きを判断するのに役立つポインター機能も追加されている。
4月にリリースされた『シップ・オブ・ハルキニアン』は『ゼルダの伝説 時のオカリナ』をリバース・エンジニアリングして開発されている。ハーバー・マスターズによれば、『シップ・オブ・ハルキニアン』をプレイするには、プレイヤーが『ゼルダの伝説 時のオカリナ』正規版のROMを入手している必要があるという。
『ゼルダの伝説 時のオカリナ』は1998年にNINTENDO64用ソフトとして発売され、2011年にはニンテンドー3DS向けにリメイク版の『ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D』が発売されている。『ゼルダの伝説 時のオカリナ』は発売と同時に世界中で好評を博しており、レヴューサイト『メタクリティック』では総合評価が最も高い点数を記録していることから、ゲーム史上最高の作品の1つであると評価されている。また、定額サービス「Nintendo Switch Online + 追加パック」の加入者は同タイトルをNintendo Switchでプレイすることができる。
その他のニュースとして、ニンテンドー・オブ・アメリカの元社長であるレジナルド・フィサメィは先日インタヴューで『エフゼロ』シリーズの新作が登場する可能性について語っている。
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