スクウェア・エニックスは『ファイナル・ファンタジーXIV』のプレイヤー2名がMODツールを使用したとして、ゲームマスターが待つ「モルディオン監獄」(通称:監獄)に召喚されている。「モルディオン監獄」はゲームマスターが不正をおこなったとみなすプレイヤーと対話し、処分を宣告する場所とされている。
吉田直樹は5月9日に新しいブログ記事「FFXIV外部ツールの是非について」を投稿しており、『ファイナル・ファンタジーXIV』では「外部ツールの使用は一切禁止」することを改めて告知している。外部ツールの使用が発覚した場合、プレイヤーにはアカウントの一時利用停止(サスペンド)や、アカウントの永久利用停止(BAN)などのペナルティが課せられるという。
『コタク』によれば、公式ブログの発表後も多くのプレイヤーが外部ツールを使い続けており、今週に入って動画を配信中だったプレイヤー2名が外部ツールを使用したとして、「A Game Master has removed you from the duty.」というメッセージが画面に表示された後「モルディオン監獄」に召喚されている。
今回処分を受けた1人、ツイッチ・ストリーマーのバーゲル・グースのケースは、彼がパーティでレイドに参加している最中に突然「ゲームマスター」から「モルディオン監獄」に召喚され、「何故ここに転送されたかおわかりになりますでしょうか」と声をかけられている。バーゲル・グースはそのときにプレイ動画の配信中だったため、パーティのメンバーに状況を説明している。その後、チームメイトはバーゲル・グースがツイッチからも1週間の利用停止処分を受けたことをツイートしている。
また、動画配信者のひろろむーんも外部ツールを使用していたため、「モルディオン監獄」に召喚されている。彼はツイッチとYouTubeチャンネルで公開していたすべてのゲームプレイ動画を削除しているが、彼が「モルディオン監獄」に呼び出されたときのスクリーンショットがネット上に出回っている。
「レディット」の投稿によれば、一連の利用停止処分はストリーマーをターゲットにしていると言われており、「ストリーマーが停止処分になるかどうか、配信動画を見にいこう」という書き込みが別のサイトで複数あったと報告している。
『ファイナル・ファンタジーXIV』で使用されている外部ツールには、HUD(ゲーム画面上に常に表示されている情報)の見た目(デザイン)を変えるものや、ダメージ・カウンターなどを表示して、ゲームを有利に進めることができるものもある。こうした外部ツールの使用はゲームの利用規約に反しており、使用したプレイヤーにはペナルティが与えられる。
また、吉田直樹は公式ブログで外部ツールが不要になるように、今後HUDなど各種ユーザーインターフェースの機能を改善していくと述べている。
その他のニュースとして、ベセスダ・ソフトワークスは『スターフィールド』と『レッドフォール』の発売時期を2023年前半まで延期することを発表している。
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