Photo: Chris Barraclough

任天堂の代表取締役社⻑である古川俊太郎は5月10日に投資家向けに開催された2022年3⽉期の決算説明会で、Nintendo Switchから次世代機への移行は「当社の課題の1つであると認識」しているとコメントしている。

今までの実績を見ると、Wiiの累計販売台数は1億台を上回っているが、その後継機であるWiiUは1350万台にとどまっている。同様に、ニンテンドーDSの累計販売台数は1億5400万台を記録しているが、ニンテンドー3DSの累計販売台数はその半分以下となっている。

公式サイトに掲載されている「2022年3⽉期 決算説明会(オンライン)質疑応答(要旨)」によれば、古川俊太郎はNintendo Switchが過去のゲーム機とくらべて豊富なソフトをラインアップに追加できる理由と、次世代機への移行に対する考えを訊ねられ、次のように回答している。

「ソフトウェアのパイプラインについては、すでに来年の春までの発売予定を⼀部発表しています。過去と異なり、ハードウェアの発売から5年が経過した中でも、発売予定のタイトルが豊富に揃っています。その背景として、Nintendo Switch⾃体の⽴ち上げが順調だったことがあり、それによって開発のリソースを⼀つのプラットフォームに集中できているということが⼀番⼤きな理由として挙げられます」

「⼀⽅で、将来、新しいハードウェアを発売するときにスムーズな世代交代ができるかという点は、過去のWiiやニンテンドーDSをはじめとするハードウェアの世代交代の経験を振り返っても、当社の課題の⼀つであると認識しています」

「そのために、(ニンテンドーアカウントを通じた)お客様との⻑期的な関係の構築に注⼒しています。Nintendo Switchで新しいソフトウェアを発売し、多くのお客様に遊んでいただくと同時に、ニンテンドーアカウントを活⽤したサービスや、ゲームの外で当社IPに触れていただく取り組みを通じて、お客様との関係を次のハードウェアにつなげられるようにしていきたいと考えています」

昨年9月に『スーパーマリオブラザーズ』の映画化が発表されたあと、シリーズの生みの親である宮本茂は、今後は他のIPでも積極的に(映像作品を)展開していきたいとの考えを明らかにしていた。

5月10日、任天堂は2021年度 連結業績(2021年4月1日から2022年3月31日)を発表しており、39タイトルが「ミリオンセラー」を記録したほか、Nintendo Switch本体の累計売上台数が1億765万台を突破したことが明らかになっている。

その他の情報として、オリジナル版『デッド・オア・アライブ』のディレクターを務めた時田貴司はNintendo Switch向けリメイク版を3年という歳月をかけて制作したことが海外のファンの間で注目を集めている。

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