Photo: FromSoftware

最新作『ファイナル・ファンタジーXVI』の開発チームは、かつて『ブラッドボーン』のような未発表のアクション・ゲームを手掛けていたことが明らかとなり、海外のファンの関心を集めている。

2016年に発行された書籍『吉田の日々赤裸々。『ファイナルファンタジーXIV』はなぜ新生できたのか』に収録されたエピソードによると、吉田直樹はオリジナルの『旧FFXIV』の梃入れに入る前に、髙井浩、皆川裕史と共に未発表のハードコア・アクション・ゲームを開発していたという。

その作品は、2015年に発表された『エヴォルヴ』シリーズのような非対称人数による対戦プレイが楽しめ、『ブラッドボーン』のようなハードコア・アクションの要素と、ゴシックでありながら「SFの要素」を兼ね備えた作風だったという。

吉田直樹によると、着手から1年で開発は中止されることになり、皆川裕史は「あのまま開発が進んでいたら、『ブラッドボーン』が先に(2015年)リリースされてしまって、今ごろ(2016年)『どうする!?』という話になっていたかもしれません(笑)」と冗談交じりに語っている。

もしも、その『ブラッドボーン』のようなゲームが発売されていたらどうなったか、結果は知る由もないが、この開発チームが最新作『ファイナル・ファンタジーXVI』を手掛けるチームになったのは非常に興味深い。

『ファイナル・ファンタジーXVI』については2021年末に吉田直樹が開発状況について「当初の想定から5~6か月の遅延」が発生してると報告して以来、最新情報はほとんど公開されて来なかったが、公式のゲームプレイの映像を見る限りでは、『ファイナル・ファンタジーXV』と『ファイナル・ファンタジーVII リメイク』に近い作品になることが予想される。

『ファイナル・ファンタジーXVI』のリリース日はまだ発表されていないが、先日、プロデューサーの吉田直樹は「開発が大詰めです」と語っており、注目を集めている。

また、「最新のトレイラー動画は既に完成しており、まもなく公開される見通しです」とコメントするなど、今年で35周年を迎える『ファイナル・ファンタジー』シリーズのファンにとっては嬉しいニュースが届けられている。

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