Photo: miHoYo

中国のソーシャル・ゲーム開発会社のミホヨは4月29日、『原神』の最新アップデート「Ver.2.7」のリリースを「プロジェクト進捗の都合により」延期すると公式ツイッター・アカウントで発表している。変更後のリリース日程などは後日発表予定となっている。

『PCゲームズN』はデータマイニングで発見された情報を報じており、「Ver.2.7」の後半に新キャラクター「久岐忍(くきしのぶ)」が祈願イベントで登場するという。祈願イベント中はレアキャラクターをガチャで入手できる確率が通常よりアップし、これまではアップデートの前半部分がリリースされてから3週間後のタイミングで開催されてきた。

現在、ミホヨが拠点を置く上海では新型コロナウイルスの感染拡大による大規模なロックダウンが実施されており、これがアップデート延期の原因と見られている。

『原神』では通常6週間ごとにアップデートが行われており、ミホヨは今回の延期について「旅人の皆様には、ご迷惑をお掛けし誠に申し訳ございません」とツイートしている。

また、ハウジング機能「塵歌壺(じんかつぼ)」については、3月末からメンテナンスが行われておりアイテム配置機能が使用できなくなっているという。

『原神』関連の情報として、期間限定の祈願イベント「白鷺の庭」が4月19日から5月10日まで開催されており、5つ星キャラクター「白鷺氷華・神里綾華」の出現率が通常より大幅にアップしているという。

さらに、4つ星キャラクター「狼少年・レザー(雷)」、「荊冠の恩典・ロサリア(氷)」、「忍びの里の貉・早柚(風)」の出現率も大幅に増加している。

『原神』はiOSとアンドロイド向けのモバイル版や、PC版とプレイステーション4版が2020年にリリースされており、2021年4月にはプレイステーション5版がリリースされてグラフィックの改善やロード時間が短縮された。

その他のニュースとして、イギリスの半導体設計会社であるアームは、中国合弁企業の前CEOの解任決議から約2年経過した今、共同のCEOを交代したと『PCゲーマー』が報じている。

同社の役員会議は2020年に、前CEOであるアレン・ウーを利益相反の疑いで解任していたが、彼は同社の印鑑を所有していることを理由に解任後も役員会議を無視してCEOとして契約を結ぶなどしていたという。アームの中国合弁会社がある深圳では、役職よりも印鑑の方が法的に重要な役割を持っている実態がある。

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