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先月23日にリリースされた無料の映画タイトル当てゲーム『ムービードル』が話題になっている。映画のシーンを繋ぎ合わせた1秒間の超早送り動画を手がかりに映画のタイトルを当てるゲームで、開発者のジェレミー・トーマンは人気英単語当てゲーム『ワードル』から着想を得たと説明している。

『ムービードル』では初回のトライで、本編のシーンを繋ぎ合わせた「1秒間のクリップ動画」が超早送りで再生される。この時点で作品名が思いつけば回答(サジェスト機能あり)しても良いし、分からなければ「スキップ(+1)」ボタンを押すごとに1秒ずつ再生時間が延長される機能を使って最大6回までトライできる。なお、正解するには正式タイトル名を英語で入力する必要がある。

このゲームの仕組みは曲名当てゲーム『ヒアードル』と同様になっている。『ヒアードル』では出題された楽曲の再生時間がユーザーが正解するまで回答ターンごとに1秒ずつ延びていく。

『ムービードル』はわずか数秒に凝縮された本編映像を見て作品を推理する必要があり、作品のスチール画がヒントとして出題される映画クイズ『フレームド』とは異なるゲームとなっている。『フレームド』は不正解が続くと、次に提示されるヒントの画像がより推測しやすいものになっていく。

『ムービードル』のような日替わりの推理ゲームの火付け役となった英単語ゲームアプリ『ワードル』は個人開発者のジョシュ・ワードルが妻のために作ったものだが、今年『ニューヨーク・タイムズ』が買収している。

その他の類似ゲームの一例として、表示された国土のシルエットをヒントに国名を当てる『ワールドル』やNBA選手のシルエットをもとに選手名を当てるバスケットボール・ファン向けのゲーム『パートル』などがある。

関連情報として、先日『ニューヨーク・タイムズ』は『ワードル』で最初に入力する単語として最も適しているのは「CRANE(ツル)」だと発表している。

これは同メディアが今月ローンチした公式ボット『ワードルボット』によって解析された情報となっている。ボットによれば通常モードでは「CRANE」を最初のターンで入力するのが最適解であり、「プレイで得たヒントを使った単語のみで回答する」ハードモードでは「DEALT (dealの過去分詞形)」という単語を最初に入力すれば「2309通りの正解パターンを効率よく導き出せると判明しました」と説明されている。

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