Photo: Mediatonic

エピック・ゲームズが『フォールガイズ』の開発元メディアトニックの親会社であるトニック・ゲームズ・グループの買収を発表している。

エピック・ゲームズは現地時間の3月3日に自社公式サイトのブログでこのことについて発表している。トニック・ゲームズ・グループは『フォールガイズ』の開発元として有名なメディアトニックのほかに、イレギュラー・コーポレーションやフォーティチュード・ゲームズといった複数のスタジオを傘下に収めている。

エピック・ゲームズは『フォールガイズ』のファンに向けて「(フォールガイズの)ゲームプレイに変化はありません。エピック・ゲームズは今後もプラットフォームを問わずプレイヤーに素晴らしい体験を提供するための投資を続けていきます」と発表している。

メディアトニックの公式サイトにある『フォールガイズ』のFAQのページで、エピック・ゲームズとメディアトニックは『フォールガイズ』がスチームで引き続きプレイ可能であることを発表している。また、エピック・ゲームズの広報担当者は『コタク』のイーサン・ガッチに次のように語っている。「(長期的な)計画はまだ確定していませんが、私たちはいずれかの時点で『フォールガイズ』をエピック・ゲーム・ストアに導入し、本作が新たなプレイヤー層に拡大していくのを支援することになるでしょう」

メディアトニックのFAQのページでも、『フォールガイズ』の開発チームに変化はないことが発表されており、「私たちは同じチームであり続け、同じゲームに取り組んでいきます」と述べられている。メディアトニックによると、唯一の違いは「エピック・ゲームズの力を受けて本作が新たな(目のくらむような)高みへと引き上げられる」こととしてる。

エピック・ゲームズのCEOであるティモシー・スウィーニーは声明の中で次のように述べている。「エピック・ゲームズはメタバース(コンピューターが作り出す仮想空間)の構築に向けた投資を行っていますが、トニック・ゲームズ・グループも同じ目標を共有しているのは周知の通りです。エピック・ゲームズはバーチャル空間での未来を構築するにあたり、強力なゲーム、コンテンツ、体験を構築するノウハウを持つ優秀でクリエイティヴな人材を必要としています」

今回の買収金額については、現在のところ公表されていない。

他のエピック・ゲームズ関連のニュースとして、同社は以前『フォートナイト』の「地球を救え」モードで戦利品ボックスのラマ、通称ルート・ボックスを購入したプレイヤーにV-Bucksを無償で贈呈すると発表している。『フォートナイト』の公式ツイッター・アカウント(英語版)は「『地球を救え』モードでランダム・アイテム式の戦利品ラマを購入した全世界のプレイヤーの皆様に1000 V-Bucksを贈呈します」とツイートしていた。

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