『サイバーパンク2077』発売時の問題をめぐって開発元のCDプロジェクト・レッドが、ポーランドの競争・消費者保護局の調査を受けていることが明らかになった。
ポーランドの『ジェンニク・ガゼタ・プラヴナ』は、発売時に発覚した不具合について、ゲームの修正計画や購入者への返金対応をどう行うか、ポーランドの競争・消費者保護局が調査を開始したと報じている。
またポーランドの競争・消費者保護局の広報担当者は「当局はゲームで起こった問題と対応策を企業に要求しています」と語っている。
「バグ修正アップデートの進捗や各種ハードで起動できない問題などを解決しているかを確認すると共に、返金を求める人や、満足していないユーザー、プロデューサーが確約したにも関わらずプレイできなかったユーザーにどう対応するつもりなのかを調査します」
報道によると、ポーランドの競争・消費者保護局はCDプロジェクト・レッドからの説明を待ち、調査をどう進めるか決めるとしている。対応が不十分と判断した場合、ポーランドの競争・消費者保護局はCDプロジェクト・レッドに年間売上の10%までの罰金を科す権限を持っている。
また、PlayStation4とXbox Oneでゲームを購入したユーザーに対して「デジタル・ボーナス」を発行するようCDプロジェクト・レッドに要望する可能性もある。すべてのプラットフォームで起動できない不具合やクラッシュが発生している中、PlayStation4とXbox Oneで最も多くのバグが報告されている。
2020年12月にソニーは、『サイバーパンク2077』をプレイステーションストアから削除し、改善後にゲームの販売を再開するとコメントしている。その後、CDプロジェクト・レッドはバグ対応用の複数のホットフィックスを配信し、1月と2月には2つの大型アップデートを予定している。
2020年12月末、CDプロジェクト・レッドの投資家は同社が株主やユーザーに誤解を招く表現をしたとして集団訴訟を起こしている。
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