Photo: Koei Tecmo

コーエーテクモグループは4月21日、国内グループ各社の正社員を対象に基本給を平均23%増額することを発表している。最近では、日本の他のパブリッシャーも社員の昇給を実施しており、今回の発表は業界の流れに沿った動きとなっている。

ゲーム情報サイト『ゲーム・ディベロッパー』によると、コーエーテクモグループは4月21日付のプレスリリースで発表しており、国内グループ各社の正社員の基本給を平均23%、1ヶ月につき73,000円増額することを明らかにしている。また、大卒初任給は23万4,000円から29万円に引き上げられる。

コーエーテクモグループは今回の基本給の増額は「社員の働きがい向上のため」としており、通常の業績賞与とは別に特別賞与の支給も決定している。この特別賞与は「中期経営計画の早期達成の労に報いるため」に支給する。実施時期は2022年6月からとなっているが、新年度開始時期の4月までさかのぼって適用される。

プレスリリースでは次のように述べられている。「最大の功労者である社員の活躍に報い、更なる飛躍に向けた就業環境を整えるため、今回の施策を実施いたします。当社グループは人材が最も重要な資産であるとの考えに基づき、従来から働きがい向上につながる施策に取り組んでおります」

「2021年度の業績はコロナ禍等の環境要因にもかかわらず好調に推移し、当年度から始まった3ヶ年の中期経営計画の最終年度の利益目標を上回ることが確実となりました」

先月、バンダイナムコエンターテインメントは全社員の昇給を発表しており、全社員の月平均にして5万円、年平均で60万円引き上げる方針を明らかにしている。また、カプコンも3月に、社員の平均基本年収を30%増額することを発表している。

その他のニュースとして、ユービーアイソフトは『プロジェクトQ』というコードネームの新たなチーム対戦ゲームを開発中であることを公式ツイッター・アカウントで発表している。本作については、今回の発表前にゲームプレイに関する情報がリークされていた。

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