Photo: Sony

ソニーがプレイステーションの基本プレイ無料のゲーム内で広告を掲載することを検討していると報じられている。

『ユーロゲーマー』によると、同社はゲーム内の広告収入を通じて開発者を支援し、より多くの基本プレイ無料のゲームを開発してほしいと考えているという。

内部情報に詳しい3名の関係者はソニーがゲーム内の広告を基本プレイ無料のゲームのメニュー画面に限定して掲載するとしており、開発者や販売元がメニュー画面の広告でプレイステーション対応タイトルを宣伝できるようになると説明している。

また、ソニーは広告をゲーム内に掲載するだけでなく「ゲーム背景の一部としての広告」を表示する方法も模索しており、スポーツアリーナなどで見られる看板広告のような手法や、広告を視聴するインセンティヴとして、最後まで見ればキャラクター・スキンなどゲーム内で使える報酬を入手できる仕組みなども考えているという。

『ビジネス・インサイダー』はソニーが広告導入に向けて約1年半にわたって取り組んでおり、2022年中に広告の掲載開始を予定していると報じている。

ソニーは広告掲載に関してパートナー企業と交渉中だが、企業の選択には慎重な姿勢で臨んでいると見られている。関係者によれば、同社は個人情報の収集を行わないとしているが、開発者や販売元に対しては消費者の購買データの販売を検討しているという。

先週、マイクロソフトがXboxの基本プレイ無料のゲームに広告を導入することを検討していると報じられている。同社はプレイヤーからの反発を避けるために「慎重に行動」しているとするものの、すでにパートナー企業と協議を進めているかどうかは定かではない。

その他のニュースとして、2022年8月23日リリース予定のリブート版『セインツロウ』について、キャラクター、乗り物、武器などのカスタマイズ機能の詳細が明らかになっている。

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