『ヘイロー』シリーズの音楽を手掛けたマーティン・オドネルはギタリストのスティーヴ・ヴァイとナイル・ロジャースによる『ヘイロー2』の有名なテーマ曲のメイキング動画をYouTubeで公開している。
マーティン・オドネルは現地時間4月19日に自身のツイッター・アカウントを通じて、マイクロソフトから『ヘイロー』シリーズのサウンドトラックを手掛けた作曲者たちへのロイヤルティが未払いになっていた件について、「円満に解決した」ことを発表している。
ツイートにあわせて、彼はスティーヴ・ヴァイとナイル・ロジャースがスタジオで『ヘイロー2』のテーマ曲を制作している記録映像も公開しており、映像には2人がそれぞれ楽器を演奏しているシーンも収録されている。
公開された映像はこちらから。
27分におよぶこの映像を通じて、2人が『ヘイロー2』のテーマ曲を制作していった様子がうかがえる。ナイル・ロジャースが(初代『ヘイロー』で使用された)オリジナル版のサウンドトラックを「できるだけ忠実に受け継いだ」ものにしたいと説明しているシーンも記録されている。
YouTube動画のタイムスタンプで0分53秒のところから、オリジナル版サウンドトラックの弦楽器パートを聴いていたナイル・ロジャースがギターを手に取り、曲に合わせてアドリブで弾き始めるシーンが映っている。
ナイル・ロジャースはスティーヴ・ヴァイから演奏のリズムを賞賛されると、冗談混じりにリアクションを返している。「(エリック・クラプトンとも)同じようなことをしたことがあってさ。彼はすぐそばに座っていて、『さて、僕は何を弾けばいいのかな?』って言ってきたんだ。『君はハーモニーもリズムも全部担当してくれるけれど、僕は一体何をすればいいのかな?』と言ったんだ」
8分30秒あたりからは、ナイル・ロジャースとスティーヴ・ヴァイが会話を交わした後、協力しながら『ヘイロー2』のテーマ曲に取り組んでいる様子を確認することができる。
ナイル・ロジャースはスティーヴ・ヴァイに対して「オーケストラがすぐそばにいるようなサウンドにしたい」が、「(初代『ヘイロー』の)オリジナル版サウンドトラックの知名度があまりに高い」ため、あまり変えたくないと発言している。スティーヴ・ヴァイが「僕に音を出させてくれ」と言うと、ナイル・ロジャースは「雰囲気だけでもいい、グルーヴだけでも聴かせてほしい」と伝えて、スティーヴ・ヴァイが弾く音に耳を傾けている。
そして、映像では9分あたりから始まるスティーヴ・ヴァイのソロのアドリブが、ナイル・ロジャースの賛同を得て、『ヘイロー2』のメインテーマ曲として採用されることになる。
今回公開された映像はニルヴァーナ、マックルモア、サウンドガーデンをはじめ、多くのアーティストが使用したシアトルにあるスタジオXで撮影されている。
その他のニュースとして、アメリカ副大統領のカマラ・ハリスがカルチャー・サイト「ザ・リンガー」のインタヴューで、毎日『ワードル』に挑戦していることを明かしている。
Copyright © 2024 BandLab UK Limited. NME is a registered trademark of BandLab UK Limited being used under licence.