Photo: Activision Blizzard

アクティヴィジョン・ブリザード社が同社の手がけたゲームをプレイしたことのある一部のプレイヤーにアンケートを送ってNFTや仮想通貨などに対する意識調査を行っていることが明らかとなっている。

ゲーム関連のニュースサイト『ゲームラント』はアクティヴィジョン・ブリザード社が一部のプレイヤーにアンケートを送り、NFT、仮想通貨、P2Eなどについてどの程度関心を持っているかという調査を行っていると報じている。なお、このアンケートはイギリスを拠点にデータ解析や市場調査を行う企業『ユーガヴ』を通して実施されている。

今回アンケートを受けた一人である「@OTadaka」は質問項目の一部をツイートしている。「ゲーム業界の最新のトレンドまたは将来的に主流になると見られているものに、それぞれどの程度関心がありますか」という質問と共に、「リアルな描写にこだわったグラフィック」、「クラウド・ストリーミング」、「メタヴァースを活用したゲーム体験」、「P2E型ゲーム(仮想通貨やNFTもしくは現実の通貨をゲームで稼ぐ)」、「NFT」の項目が並んでいる。

別のプレイヤー「@Oakshadric」はアンケートの完了後に自動的にアクティヴィジョン・ブリザード社のゲーム販売プラットフォーム『バトルネット(Battle.net)』に誘導されたとツイートしている。同社が今後NFTを導入する意向なのかは不明だが、少なくとも仮想通貨を利用したP2E型ゲームの導入を検討している可能性が高い。

NFT関連の情報として、FPS型RPG『デウス・エックス』の制作総指揮を務めたウォーレン・スペクターは今年3月、ゲーム関連のニュースサイト『ゲームズビート』のインタヴューで、NFTについて「馬鹿げている」とコメントしている。

「こんな言い方をしたら非難されるかもしれませんが、気にしません。NFTは馬鹿げています。なぜこんなにも大勢の人がこのトレンドに乗りたがるのか理解できません。瞬時にそして無制限にコピーできる仮想商品の所有権(を購入すること)の何がいいのでしょうか?」

セガもアクティヴィジョン・ブリザード社と同様にNFTに関心を寄せており、セガが掲げている「5ヵ年計画」のエグゼクティヴの一人である菊池正義は「今後、ゲームがクラウドゲームやNFTといった新たな分野を巻き込んで拡大していくことは、ゲームの未来として当然の世界であると思います」と発言している。

その他のニュースとして、『ファイナル・ファンタジーXIV』では「パッチ6.1より開始された、土地抽選販売」に不具合が生じており、プロデューサー兼ディレクターの吉田直樹が公式サイトで謝罪と共に今後の対策について説明している。

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