『キングダム ハーツIV』のクリエイティヴ・プロデューサーを務める野村哲也がインタヴューに応じており、同作のトレイラー動画について語っている。
「キングダムハーツ20th発表トレイラー」動画は、4月10日に渋谷で開催された『キングダム ハーツ』シリーズの20周年記念イベントで初公開されている。野村哲也は『ファミ通』の取材に対して、動画に登場する「クァッドラトゥム」という世界の一部として再現された東京の都市やバトルシステムについて説明している。
「クァッドラトゥム」が東京の複合商業施設であり、高層ビルである渋谷ヒカリエやその周辺を再現している理由について、野村哲也は次のように述べている。「渋谷はランドマークとしてわかりやすい場所ですし、現実世界をゲームで再現するのは、知っている場所のほうがリアリティー感が高まるからです」
また、野村哲也は主人公のソラが目を覚ました部屋について、内装はリリースまでに変更される可能性があるものの「ゲーム序盤の拠点」になると説明している。「『クァッドラトゥム』は光の世界、闇の世界、狭間の世界のどれにも属さない新たな世界なのでしょうか?」という質問に対して、彼は「その認識で大丈夫です」と答えている。
『キングダム ハーツIV』のトレイラー動画には一部ゲームプレイ映像も含まれているため、野村哲也はバトルシステムに関する質問にも答えており、『キングダム ハーツⅡ』で導入されたリアクションコマンド(特定の状況になると“たたかう”の上に表示される特別なコマンドで、そのコマンドを入力すると特殊なアクションが実行される)が搭載されるという。
さらに彼は、左下コマンドウインドウの下にある「ビルド」という項目が『キングダム ハーツIV』のバトルコンセプトである「スクラップ&ビルド」を象徴するコマンドとなっていることを明かしており、「まだ詳細はまだお話できませんが、破壊と再構成がカギになっています。続報をお待ちください」と述べている。
『キングダム ハーツIV』について、野村哲也のインタヴュー以外の情報は以下の記事で紹介している。ただし、発売日や対応プラットフォーム等の詳細は、現時点では未定となっている。
その他のニュースとして、アクションゲーム『ソニック』シリーズを再現したセガ公認のミニゲームがオンライン・ゲーミング・プラットフォーム『ロブロックス』に登場したことが明らかとなっている。タイトルは『ソニック・スピード・シミュレーター』でオープンワールドのマルチプレイヤーゲームとなっており、現在クローズドベータ版が体験できる。
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