Photo: Chess24

チェスの世界チャンピオンが意外にも2020年に最も稼いだeスポーツ選手であることがユニコーンによって明らかにされている。

30歳のノルウェー人であるマグナス・カールセンはチェスのチャンピオンで、昨年のチェス24で511,000ドル(約5,300万円)の賞金を獲得したと報じられている。この賞金額はすべてのゲームのeスポーツ・プレイヤーよりも高い獲得賞金となっている。

獲得賞金上位50名のうち4人がチェス24で賞金を獲得している。『コール オブ デューティ』、『ドータ2』、『レインボーシックス シージ』からのプレイヤーも頻繁にランキングに登場している。

『カウンター・ストライク:グローバル・オフェンシヴ』から獲得賞金上位者は輩出されなかったが、2020年の賞金総額は15,808,057ドル(約16億円)にのぼり、最も賞金の高いゲームとなっている。

ユニコーンの統計によれば、トップ50の選手たちの平均年齢は23歳となっている。10代の選手も7名ランクインしており、その獲得賞金の合計は170万ドル(約1億8,000万円)を超えている。

統計によると、eスポーツの賞金総額はこの1年で5,500万ドル(約57億円)から1,100万ドル(約11億円)にまで減少したことが明らかとなっている。

ユニコーンのプレス・リリースでは次のように述べられている。「eスポーツといえば『カウンター・ストライク:グローバル・オフェンシヴ』や『ドータ』、『リーグ・オブ・レジェンド』などを思い浮かべますが、チェスは中々思い当たらないのではないでしょうか」

「マグナス・カールセンはすごいチェスの世界チャンピオンで、チェス業界にここ数年君臨し、チェスの知名度の向上に貢献してきました。 チェスのようなeスポーツがこのような形で脚光を浴びるのは素晴らしいことです」

プレス・リリースは次のように続いている。「我々のデータによれば、パンデミックがeスポーツの賞金に与えた影響を見ることができ、2019年から2020年で80%も下落しました」

「これが物語るのは、ファンに最高のショウを見せるためにできる限りのことを行った主催者と共に世界の大きなトーナメントでプレイヤーが利益を得ているのを目にできると励みになるということです」

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