Photo: Aquiris

ブラジルのゲーム開発会社であるアクイリス・ゲーム・スタジオはエピック・ゲームズから出資を受けたことを発表しており、未公開のマルチプラットフォーム・ゲームに関するパブリッシング契約を結んだことも明らかにしている。

具体的な出資金額は公表されていないものの、現地時間4月13日付のプレスリリースで、両社が未公開のマルチプラットフォーム・ゲームに関するパブリッシング契約を締結したと発表している。

アクイリス・ゲーム・スタジオの最高経営責任者であるマウリシオ・ロンゴーニは「エピック・ゲームズのパートナーになれて光栄です」とコメントしている。「(今回の出資に関しては)アクイリスの今までの実績に対して頂いた評価だと思っています。そして、共同で開発する新しいゲームを早くお見せしたいと思っています。技術、ビジネス・インテリジェンス、製品開発においてエピック・ゲームズと協力することで、ゲームの品質を向上できます。さらにエピック・ゲームズに販売を委託することで、さらなるプレイヤー層の拡大が期待できます」

また、エピック・ゲームズのサードパーティ・パブリッシング部門の責任者を務めるヘクター・サンチェスがアクイリスの取締役に就任する予定だという。ヘクター・サンチェスは次のようにコメントしている。「アクイリスは優れたゲームを開発するだけでなく、アンリアル・エンジンを駆使して、優れた芸術性と高い技術力を発揮してきました。成長が著しいラテンアメリカのゲーム開発スタジオの中でも、最高の一社との関係を強化でき、光栄に思います」

アクイリス・ゲーム・スタジオは自分だけのアドベンチャー・ゲームを作成できるアプリ『ワンダーボックス:冒険メーカー』の開発で知られており、このアプリはアップル・アーケードで配信されている。また、各種IP契約のもと、『CNスーパースター・サッカー:ゴール!!!』や、海外でネタ画像として拡散されてきたキャラクター「ビッグチャンガス」が登場するモバイル・ゲーム『ルーニー・テューンズ ワールド・オブ・メイヘム』などのタイトルも開発している。

エピック・ゲームズは現地時間4月11日、メタヴァースを構築する同社のヴィジョンを推進するために、レゴの創業家が運営する投資会社であるキアクビとソニー・グループからそれぞれ10億ドル(約1,250億円)の出資を受けることを発表している。また、現地時間4月7日にはレゴ・グループと長期的なパートナーシップを締結し、「子どもが楽しめるメタヴァース」を共同で開発していくことを発表している。

その他のニュースとして、『トニー・ホーク プロ・スケーター』シリーズの開発元であるヴァイカリアス・ヴィジョンズが4月12日をもってブリザード・エンターテインメントと正式に合併したと発表されている。

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