Photo: TT Games

エピック・ゲームズはレゴ・グループと長期的なパートナーシップを締結し、「子どもが楽しめるメタヴァース」を共同で開発していくことを現地時間4月7日に発表している。

エピック・ゲームズの公式ブログによると、今回のパートナーシップについて「レゴ・グループとエピック・ゲームズは、クリエイティヴかつ豊かな没入感を提供し、刺激に満ちた魅力的なデジタル体験を開発するためのパートナー契約を締結しました。あらゆる年齢の子どもたちが一緒に楽しめるメタヴァースを共同で構築していきます」と説明している。また、このメタヴァースは「家族で楽しめるデジタル体験」と表現されており、子どもたちがクリエイターとして開発ツールにアクセスできるようになる予定だという。

さらに、両社は魅力あるメタヴァースを安全に提供するため、「安全な環境と心身の健康を優先し、子どもが遊ぶ権利を守る」、「子どもの最善の利益を最優先にし、プライバシーを保護する」、「子どもや保護者がデジタル体験を適切にコントロールできるようなツールを提供する」の3原則を打ち出している。

一方、メタヴァースの構築がどのような形で実現するか具体的な内容は発表されておらず、NFTやブロックチェーンに関しても言及されていない。

レゴ・グループの最高経営責任者であるニールス・B・クリスチャンセンは今回のメタヴァース構築に関して、子どもたちがデジタルの世界と現実の世界をそれぞれどのように楽しむことができるのか、また、どのようにすれば簡単に子どもたちが両方の世界を行き来できるかを語っており、レゴ・グループが考えるメタヴァースの可能性やその責任について次のように述べている。

「メタヴァースは創造力、人との関わり方やコミュニケーションといった人生に役立つスキルを子どもたちが身につけられる場として、大きな可能性を秘めていると考えています」

「一方で、私たちにはメタヴァース空間を誰にとっても安全かつ刺激的で有益なものにする責任があります。当社は何世代にもわたって子どもたちが現実の世界で身体を動かして安全に遊ぶ権利を守り続けてきました。今後はデジタルの世界でも同じように子どもたちの権利を守ることをお約束します」

また、エピック・ゲームズの最高経営責任者であるティモシー・スウィーニーは公式ブログで次のように述べている。「レゴ・グループは約100年にわたって子どもも大人も夢中にさせるクリエィティヴな遊びを提供してきました。今回、子どもたちやその家族向けにエンターテイメント性のある楽しいメタヴァース空間をレゴ・グループとともに構築できることをとても楽しみにしています」

その他のニュースとして、任天堂はNINTENDO64向け『マリオゴルフ64』を「NINTENDO 64 Nintendo Switch Online」で4月15日から追加することを発表している。

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