Photo: Epic Games

エピック・ゲームズは最新のゲームエンジン「アンリアル・エンジン5」と、ゲームの開発時にベース(サンプル)として使用できるシューティングゲーム『ライラ(Lyra)』をゲーム開発者向けに正式にリリースしている。

4月6日0時から「ザ・ステート・オブ・アンリアル 2022」がYouTubeでライヴ配信され、同配信番組の中でエピック・ゲームズは「アンリアル・エンジン 5」がリリースされたことを発表している。

エピック・ゲームズの最高経営責任者であるティモシー・スウィーニーは次のように述べている。「すべてのデヴェロッパーに向けてアンリアル・エンジン 5.0をリリースいたします。アンリアル・エンジン5.0は昨年12月にリリースされた『フォートナイト』チャプター3で、徹底的にテストを行いました」

「アンリアル・エンジン 5」は本日4月6日より公式サイトからダウンロードできるようになっており、「アンリアル・エンジン 4」経由でもスムーズに移行できるという。使用にあたって「充実したドキュメント(使用方法を説明した資料等)が用意」されているほか、今後のアップデートでは「新機能(の追加)、改善、最適化」が予定されている。

また、エピック・ゲームズは番組の中で「アンリアル・エンジン5」を使って開発されたシューティングゲーム『ライラ』を初公開している。『ライラ』はエピック・ゲームズのその他の製品版タイトルと異なり、ゲーム開発者がオリジナルのシューティングゲームを開発するときに、そのままベースとして使用できるスターター・ゲームとなっている。

エピック・ゲームズの技術担当で、ヴァイス・プレジデントのニック・ペンワーデンは次のように述べている。「『ライラ』はエンドトゥーエンドのネットワークに対応したマルチプレイヤー・ゲーム・プロジェクトです。ゲームを制作する際には『ライラ』をベースにできるため、白紙の状態から始める必要がありません」

「モジュール式のコンポーネントで構成されており、マッチメイキングを実行するときにはエピック・ゲームズのオンライン・サービスを使用します。また、PC、家庭用ゲーム機、モバイル機器で動作するように設計されています」

テクニカル・アート・ディレクション担当のザック・パリッシュはデモ(映像)を使いながら『ライラ』の詳細を紹介しており、『ライラ』を元にして、ゲーム内の照明やマップなど様々な要素をカスタマイズできるようになっていると述べている。

その他のニュースとして、PCアクション・ストラテジー・ゲーム『トータルウォー:ウォーハンマー3』の大型アップデート1.1.0が配信されて、ゲームの不具合などが修正されている。

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