Photo: Nintendo

オーケストラバンドの「ジ・8ビット・ビッグ・バンド」が再編した『星のカービィ スーパーデラックス』の楽曲“Meta Knight’s Revenge (feat. Button Masher)”が第64回グラミー賞の最優秀アレンジメント・インストゥルメンタル・オア・アカペラ賞を受賞したことが報じられている。「ジ・8ビット・ビッグ・バンド」はゲーム音楽をジャズにアレンジして演奏することで知られている。

2021年初頭に公開された“Meta Knight’s Revenge (feat. Button Masher)”は、昨年11月にノミネートされたことが報じられていたが、現地時間4月4日に受賞が発表されている。

同部門ではジャズピアニストのビル・オコンネルの楽曲”Chopsticks”、作曲家であるエミール・モッセリの”Infinite Love”、編曲家のロビン・スミスとロンドン交響楽団が演奏した映画『ブレイブハート』の楽曲”For The Love Of A Princess”がノミネートされていたが、これらを抑えて「ジ・8ビット・ビッグ・バンド」の“メタナイトの逆襲 (feat. Button Masher)”が最優秀賞を受賞している。

“Meta Knight’s Revenge (feat. Button Masher)”の音源はこちらから。

“Meta Knight’s Revenge”は1996年にスーパーファミコン向けにリリースされた『星のカービィ スーパーデラックス』のサウンドトラックで、2021年1月に「ジ・8ビット・ビッグ・バンド」が同曲のアレンジ版を公開していた。受賞作品の“Meta Knight’s Revenge feat. Button Masher”は編曲家のチャーリー・ローゼンとジェイク・シルヴァーマンが手がけており、2人は「ジ・8ビット・ビッグ・バンド」の公式ツイッター・アカウントでグラミー賞の受賞を報告している。

「グラミー賞を受賞しました! 信じられない! ビデオゲーム・ミュージック万歳!『ジ・8ビット・ビッグ・バンド』の音楽を聴いてくださっている皆さんのおかげです。そして、時間と才能を捧げてくれたアーティストの皆さんにも感謝しています」

授賞式の映像では最優秀アレンジメント・インストゥルメンタル・オア・アカペラ賞が発表されると、チャーリー・ローゼンとジェイク・シルヴァーマンの2人が音楽に合わせて軽快なステップを踏みながら舞台上へ向かう様子が映し出されている。2人の受賞スピーチ動画はこちらから確認できる。

受賞にあたって、チャーリー・ローゼンは任天堂と『星のカービィ』シリーズで作曲を担当した石川淳に感謝を述べている。石川淳はシリーズ最新作『星のカービィ ディスカバリー』の音楽も制作している。

第64回グラミー賞の最優秀賞一覧はグラミー賞公式ホームページから確認できる。

その他のニュースとして、エピック・ゲームズはXboxならびに『フォートナイト』コミュニティと共に、ウクライナ支援のために1億4400万ドル(約176億円)の寄付を行ったと発表している。

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