エピック・ゲームズの最高経営責任者であるティモシー・スウィーニーは年内のうちに、『フォートナイト』のコンテンツ・クリエイターを支援する「クリエイターサポートプログラム」に「大きな変更」が加わる予定であることを明らかにしている。
『PCゲームズN』によれば、ティモシー・スウィーニーは4月2日、『フォートナイト』のコンテンツを制作したクリエイターたちを経済的に支援する「クリエイターサポートプログラム」についてツイートしている。
彼は「エピック・ゲームズは『フォートナイト』のクリエイターの為に、ゲーム内経済システムのバージョン2、さらには3を開発中」と述べており、「(同プログラムには)年内に大きな変更が加えられます」と続けている。
さらに、「長い道のりですが、これはオープンなメタヴァースを構築するための一環です。素晴らしいものになります」と述べている。
エピック・ゲームズの公式サイトでは「クリエイターサポートプログラム」について、次のように説明されている。「クリエイターは『フォートナイト』や『ロケットリーグ』など、ストア内にある多くのゲームのコンテンツを作成することで収益を得ることができます」
In case this gets traction, a disclaimer: It’s a longer road to the open metaverse. Next few steps will be nice but aren’t the holy grail.
— Tim Sweeney (@TimSweeneyEpic) April 1, 2022
『フォートナイト』ではプレイヤーがゲーム内で「クリエイターコード」を入力してアイテムなどを購入(課金)すると、コードを登録しているクリエイターがアイテムの売上金額の5%を報酬として受け取ることができるようになっている。プレイヤーはゲーム内通貨V-Bucksを使ってアイテムを購入するときにこの「クリエイターコード」を入力することになる。
ティモシー・スウィーニーがいう「大きな変化」の詳細は不明だが、彼のツイートに対してコメントがあるように、同プログラムでクリエイターに還元される報酬の割合(パーセンテージ)が低いというクリエイターの声に応じて、その割合を今後増やしていく可能性も考えられる。
なお、『フォートナイト』では既にここ数週間のうちにゲーム内に大きな変更が加えられている。3月20日にチャプター3シーズン2「レジスタンス」が開幕すると、通常のバトルロイヤル・モードでは建築機能が無効化されていた。このときの無効化はプレイヤーたちの間で好評を博しており、現在は通常のバトルロイヤル・モードで建築機能が復活しているほか、ゲームには建築機能のない新バトルロイヤル・モード「ゼロビルド」が導入されている。
エピック・ゲームズの関連ニュースとして、RPG『パラノイア:ハピネス・イズ・マンダトリー』が2019年12月にエピック・ゲームズ・ストアから突如として削除された理由が明らかとなっている。『PCゲーマー』によれば、同作のパブリッシャーのナコンと、ゲームの原作を手掛けたクリエイターとの間で法的なトラブルが発生したためであったという。
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