Photo: Bungie

米ゲーム開発会社のバンジーがYouTubeのシステムについて、著作権侵害の申し立てを「ゲーム感覚で簡単になりすましの報告ができる」と批判している。同社は3月中旬に『デスティニー2』関連の動画が著作権を侵害しているとしてYouTubeから削除されていることが報じられていたが、虚偽の申し立てによる被害であることが明らかになり、3月25日に報告を行った人物に対して損害賠償を求める訴訟を起こしている。

『トレントフリーク』によると、バンジーは訴状で次のように主張している。

「被告がバンジーをデジタル・ミレニアム著作権法(DMCA)を侵害したとして不正に動画の削除申請を行ったことは、当社のコミュニティ・メンバーであるプレイヤー、ストリーマー、ファンのみなさんを混乱させただけでなく、バンジーに計り知れないほどの莫大な損害を与える行為でした」

「YouTubeがデジタル・ミレニアム著作権法の侵害を調査するプロセスにはセキュリティ上の抜け穴があるため、世界中の誰もが著作権を有する本人を装って著作権の侵害を申し立て、動画を削除できてしまいます」

また、バンジーは「YouTubeのセキュリティ・ホール」や「ゲーム感覚で簡単に虚偽の報告できるシステム」が被告人によって利用されたことで「重大な風評被害と経済的損失」を被ったとしてYouTubeを批判している。

今回の訴訟の目的は「被告人の違法行為への対処」であると同時に「バンジーのコミュニティに攻撃を仕掛ける人物には法的手続きを取ることを知らしめるため」だと説明している。

さらに、「著作権侵害を虚偽申告した削除通知1件につき、損害賠償として15万ドル(約1800万円)」を請求している。

一方、YouTubeはバンジーからの批判を受けて『コタク』で次のように声明を発表している。

「著作権侵害の申告を悪用した動画削除の件を重く受け止めています。当社は動画削除を申し立てる際に虚偽情報を提供することを禁じており、このポリシーに違反した何万ものアカウントを毎年削除しています。今後も当社のシステムの悪用を防止する取り組みを続け、故意に当社のツールを悪用する者に対しては、然るべき対応を取ることをお約束します」

その他のニュースとして、『エーペックスレジェンズ』のプレイステーション5版とXboxシリーズX/S版が3月30日にリリースされており、今後のアップデートで機能が随時追加される予定となっている。

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