アマゾン・ゲームズはPC向け無料オンラインRPG『ロストアーク』の家庭用ゲーム機版の制作を将来的に「検討する」可能性があると明かしている。同タイトルは韓国のゲーム開発スタジオであるスマイルゲートが手がけている。
アマゾン・ゲームズのフランチャイズ・リーダーであるスーミン・パクは海外のゲームニュース・サイト『VG247』のインタヴューで『ロストアーク』のXbox版とプレイステーション版が登場する可能性について次のように述べている。
「『ロストアーク』の家庭用ゲーム機版を望むファンの声が多ければ、Xboxとプレイステーション版を検討することになると思います」
スーミン・パクはインタヴューの中で次のように発言している。「『ロストアーク』が売れるチャンスは必ず来ると考えており、今までの実績がそれを証明しています。『ロストアーク』の特徴の1つに、プレイヤーが思い通りにプレイできる膨大なコンテンツがあります。もちろん、1人でも従来のRPGと同様にストーリーを楽しむことができます」
「『ロストアーク』の戦闘場面はソロでも協力プレイでも満足できるように設計されています。ARPG(アクション・ロールプレイング・ゲーム)のファンにとって『ロストアーク』は間違いなくかゆい所に手が届く作品になっていますし、またMMOの要素も取り入れられているので、MMO作品のファンにも魅力的なタイトルとなっています」
『ロストアーク』は2022年2月に欧米でリリースされているが、アマゾン・ゲームズは発売後に最初のアップデートを配信するまでの期間が短すぎたことについて、プレイヤーがレベルアップに苦労していることを考慮すべきだったと説明している。「(欧米での)リリース後、3月に最新アップデートを配信しましたが、時期尚早であったことをお詫びいたします」
また、ゲーム内通貨「ゴールド」を早く稼ぐための「ファーミング」行為が横行していることから、トライポッド(スキルを強化できるシステム)で最高段階の「ティア3」を解放するために必要な素材の入手が困難になっており、プレイヤーは難易度の高いコンテンツに挑戦することが難しくなっているという。この状況を受けて、開発元のスマイルゲートはボット生成対策のツールを導入するなどして対策に取り組んでいる。
その他のニュースとして、タンゴ・ゲームワークス代表の三上真司がインタヴューでスタジオの未来像を語っており、「サバイバルホラーの開発に定評があるスタジオと思っていただけるのは嬉しい」としながらも「いろいろなゲームが作れるスタジオだと思われたい」と語っている。
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