タンゴ・ゲームワークス代表の三上真司が『ゴーストワイヤー:トーキョー』の発売記念インタヴューの中でスタジオの未来像を語っており、「サバイバルホラーの開発に定評があるスタジオと思っていただけるのは嬉しい」としながらも「いろいろなゲームが作れるスタジオだと思われたい」と述べている。
海外メディア『VGC』によると、三上真司は『週刊ファミ通 2022年4月7日号』に掲載された単独インタヴューで『ゴーストワイヤー:トーキョー』のリリース直後の心境を語っている。また、自社については「ホラージャンルに強い」というイメージを将来的に超えていきたいという考えを示している。
「いまのタンゴ・ゲームワークスが持つイメージを最終的には消せたらいいなと思っています。今のところ、やはり『サバイバルホラーが得意なスタジオ』のような見られかたをされていて……」
三上真司は2014年発売のサバイバル・ホラー・ゲーム『サイコブレイク』シリーズでディレクターを務めたほか、カプコン在籍時代に『バイオハザード』シリーズを手がけたことでも知られている。
「もちろんファンの方々に、サバイバルホラーの開発には定評があるスタジオと思っていただけるのは嬉しいです。ただ、もっといろいろなゲームが作れるスタジオだと思われたいんですよ。『ゴーストワイヤー:トーキョー』を皮切りに、これからどんどん目新しいゲームをリリースしていくので、ぜひ応援をお願いいたします」
三上真司は「『ゴーストワイヤー:トーキョー』ではホラーテイストを少しだけ引きずっていると感じる方もいるかもしれません。ただ、誤解してほしくないのは『ゴーストワイヤー:トーキョー』はホラーゲームではありません。本作は箱庭型のアクションアドベンチャーゲームです」と語って、次のように続けている。
「そう説明しても、『いや、『サイコブレイク』シリーズの後でしょ?』と思われるかもしれませんが、人のいなくなった東京を自由に探索しながら敵を倒していく、純粋なアクションです」
タンゴ・ゲームワークスでは現在、『サイコブレイク』のダウンロードコンテンツと『サイコブレイク2』でディレクターを務めたジョン・ジョハナスが完全新作タイトルの開発に取り組んでいるという。三上真司は「ホラーとは真逆の完全新作を製作中です。すごくいいゲームなので、期待していてください」とコメントしている。
その他のニュースとして、CDプロジェクト・レッドが手掛ける『ウィッチャー』シリーズ最新作の開発ディレクターに就任したジェイソン・スラマは、自身の率いる開発チームでのクランチは「絶対認めない」とツイッターでコメントしている。同社では過去に『サイバーパンク2077』の開発に従事する従業員たちが週6日の長時間労働を強いられていたことが明らかとなり、物議を醸していた。
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