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エピック・ゲームズは3月20日から4月3日までの『フォートナイト』における全収益をウクライナで人道支援を行う慈善団体に寄付することを発表しており、3月21日時点で3600万ドル(約43億円)が集まったことを報告している。

ロシアは2月24日にウクライナへの大規模な軍事侵攻を開始しており、依然として何百万人ものウクライナの人々が避難を余儀なくされている。国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)は軍事侵攻が始まってから3月21日までに925人の民間人が犠牲になり、1400人以上が負傷したと明らかにしているが、実際の死者数は発表よりも多い可能性が高いという。また、『BBC』は現時点で約185万人がウクライナ国内で避難生活を送っていると報じている。

この状況を受けて、エピック・ゲームズはダイレクト・リリーフ、国連児童基金(UNICEF)、国連UNHCR協会、国際連合世界食料計画(UNWFP)といった人道支援団体をサポートすることを『フォートナイト』の公式サイトで発表しており、今後はさらに多くの団体を支援すると明らかにしている。

「エピック・ゲームズがサポートする人道支援団体は、健康支援、食料、飲み水、必需品、法的支援、避難所の提供などの緊急援助を現地で行っています」

また、エピック・ゲームズはプラットフォームやクレジットカード会社からの入金を待つことなく、可能な限り迅速に送金を行うと説明している。「取引を確認できた段階で記録を作成し、そこから数日以内に人道支援団体に支援金を送付します」

支援金の対象となるコンテンツについて、エピック・ゲームズは次のように説明している。「2022年3月20日から2022年4月3日の間に『フォートナイト』で行われた、実際の通貨での購入した分の売上げをすべて送金します。これには実際の通貨で購入された『V-Bucksパック』、『フォートナイトクルー』、『ギフト用パトルパス』、そして『ヴォイドランダー パック』などのビジュアルパックが含まれます。小売販売店でのゲーム内コスチュームや『V-Bucksカード』の購入についても、期間内にゲーム内で交換した場合は対象となります。なお、『フォートナイト』でのV-Bucks(ゲーム内通貨)の使用は実際の通貨を使った購入ではないため、対象には含まれません」

また、サブスクリプションの収益に関して次のように述べている。「2022年3月20日から2022年4月3日までに『フォートナイト サブスクリプション』の更新手続きが行われた場合の収益は支援金に含まれます。また、2022年3月20日から2022年4月3日までに『フォートナイトクルーサブスクリプション』に新規加入した場合についても支援金の対象となります」

一方、期間中の収益はすべて人道支援団体に寄付されるため、プレイヤーは寄付を「オプトアウト(拒否)」することができず、公式サイトには「購入による収益をエピック・ゲームズからの支援金に含まれることを避けたい場合は、2022年4月4日まで『フォートナイト』において実際の通貨による購入を控えてください」と記載されている。

ロシアのウクライナ侵攻を受けて、3月上旬にエピック・ゲームズをはじめ、アクティヴィジョン・ブリザード社、テイクツー・インタラクティヴ、エレクトロニック・アーツ、任天堂といった大手ゲーム開発会社がロシア市場でのゲームやコンテンツの販売を相次いで停止している。

さらに、軍事侵攻によって直接被害を受けている企業もあり、ユービーアイソフトはウクライナの従業員に代替住居の提供や給与の早期支払いを実施したことを発表している。

他にも、ウクライナのキエフに拠点を置くゲーム開発会社のGSCゲーム・ワールドは公式YouTubeチャンネルで『ストーカー2:ハート・オブ・チェルノブイリ』の開発を延期することを発表しており、「開発は必ず続けます。勝利の後で」と再開を誓っている。また、ゲームタイトルの「チェルノブイリ」をウクライナ語の発音に由来する表記へと変更することも発表している。

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