ソニー・インタラクティブ・エンタテインメントは3月22日、カナダ・モントリオールに拠点を置くゲーム開発スタジオであるヘイヴン・エンターテインメント・スタジオの買収について、正式契約を締結したと発表している。
同スタジオは『アサシン クリード』シリーズの生みの親であるジェイド・レイモンドが2021年3月に設立しており、設立当時プレイステーション向けに「永く愛されて進化していくオンライン」ゲームを開発すると発表していた。今回の発表により、ヘイヴン・エンターテインメント・スタジオは18番目のプレイステーション・スタジオとして加入することになる。
プレイステーション・スタジオの統括責任者であるハーマン・ハルストはプレイステーションの公式ブログで次のように述べている。
「本日、ヘイヴン・エンターテインメント・スタジオが正式にプレイステーション・スタジオの一員となることを発表できて嬉しく思います。創業者のジェイド・レイモンドは、業界で培った豊富な経験とゲーム制作に対する情熱があります。また、同スタジオの開発チームには『ザ・シムズ』や『アサシン クリード』など多くのプレイヤーに愛されるゲーム・シリーズに長年携わってきた、経験豊富な開発者が集結しています」
ジェイド・レイモンドも同じブログ記事の中で次のようにコメントを発表している。「本日、ヘイヴン・エンターテインメント・スタジオは、プレイステーション・スタジオの一員として新たに出発します」
「ハーマン・ハルストやSIEのシニア・ヴァイス・プレジデントであるコニー・ブース、そしてプレイステーションの開発チームとこの1年間一緒に仕事をしてきたことは、とても貴重な経験となりました。SIEはクリエイティヴィティと、最高峰のAAAゲームの開発に必要なスキルを真に理解しているパートナーです」
さらに、彼女は次のように続けている。「私たちの大胆なヴィジョンや夢を実現するために、彼らは力を貸して勇気づけてくれました。プレイステーション・スタジオの素晴らしいチームと協力しながら、これからも多くの学びを得られる機会をとても楽しみにしています」
ゲーム業界では今年に入ってからゲーム会社の買収が相次いでおり、ソニー・インタラクティブ・エンタテインメントは1月に『デスティニー』シリーズの開発元であるアメリカのバンジーを買収することを発表している。また、同じく1月に、マイクロソフトはアクティヴィジョン・ブリザードを買収すると発表していた。
その他のニュースとして、アクション・アドベンチャー・ゲーム『スター・ウォーズ ジェダイ:フォールン・オーダー』の続編について、業界関係者が5月4日の「スター・ウォーズの日」に公開されるだろうと発言したことを『ザ・ゲーマー』が報じている。今年1月にエレクトロニック・アーツが同作の開発が進んでいることを発表していたが、現時点では詳細は明らかになっていない。
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