Photo: FromSoftware

ヴァルヴ社はSteam Deck版『エルデンリング』で発生している不具合の詳細を説明している。同社は先月、Steam Deck版『エルデンリング』の不具合を修正していることを明かしていたが、同タイトルはPC版でもリリース当初から不具合が生じていた。

ヴァルヴ社のコーダーであるピエール・ルー・グリフェスは『ユーロゲーマー』とのインタヴューで、Steam Deck版『エルデンリング』で発生している不具合の詳細とその対応について次のように報告している。

「ゲームをLinux上で動作させる互換レイヤー『プロトン』には、様々なレベルのソースやバイナリを事前に保存し、ユーザー間で共有できるシェーダー(オブジェクトの陰影処理を行うプログラム)の『プレキャッシュ・システム』を搭載しています」

「『Steam Deck』では、GPUとドライバーを独自に組み合わせ、シェーダー処理を改善しました。当社のインフラ上のサーバーでは、ローカル側のシェーダー処理を効率化するよう事前に設定しています。ゲームがグラフィックAPIを通じてシェーダーのコンパイルを実行する際にはすでに登録されているため、この部分を飛ばすことが可能になるのです」

PC版『エルデンリング』では、フレームレートなどのパフォーマンスに不具合が発生しており、バンダイナムコは2月26日に対応するパッチを配信しているが、すべてを修正するには時間が必要だとしている。

ピエール・ルー・グリフェスはさらに、次のように続けている。「ゲーム内で見られる不具合の主な原因は、シェーダーを実行するパイプライン処理の不具合ではありません。当社が修正した直近の不具合は、ゲームが特定の場所でコマンドのバッファ(一時的にデータを貯める場所)のような膨大なリソースを消費し、処理するためのメモリが枯渇してしまったことが原因でした」

「現在、プログラムの動作に必要なメモリー領域の割当(アロケーション)などを積極的にキャッシュしており、これが功を奏しているようです。この問題が他のプラットフォームでも発生しているかどうかはコメント出来ませんが、『Steam Deck』については全ての環境を整えた上でプレイした場合、非常にスムーズにゲームをプレイできました」

『エルデンリング』の関連情報として、ゲームプレイの安定性を改善してバランスを調整するためのアップデートファイル「Ver.1.03」が3月17日に配信されている。今回のアップデートではプレイヤーがゲーム内でNPC(ノンプレイヤーキャラクター)と遭遇すると地図上にアイコンとNPCの名前が記録される機能に加えて、新たなクエストや複数のシチュエーションにおいて召喚できる「共闘NPC」などが追加されている。

その他のニュースとして、英BBCスタジオはイギリスのSFドラマシリーズ『ドクター・フー』をモチーフにした「ターディス島」を『フォートナイト』の中で公開している。この島はBBCスタジオが『フォートナイト』の「クリエイティブ・モード」を使って独自に作成したものであり、エピック・ゲームズとのタイアップ企画ではないという。

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